研究課題/領域番号 |
19H03669
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 千葉大学 (2020-2021) 自治医科大学 (2019) |
研究代表者 |
鈴木 拓児 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (80344670)
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研究分担者 |
久田 修 自治医科大学, 医学部, 講師 (60466571)
間藤 尚子 自治医科大学, 医学部, 准教授 (80406149)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | 遺伝性肺胞蛋白症 / 肺サーファクタント / 肺マクロファージ移植治療 / ゲノム編集 / 肺胞蛋白症 / サーファクタント / マクロファージ / 細胞治療 / 肺サーファクタト / 遺伝子治療 |
研究開始時の研究の概要 |
遺伝性肺胞蛋白症は、GM-CSF受容体遺伝子変異により肺サーファクタントが肺の末梢気腔内に貯留し呼吸不全に至る難治性呼吸器疾患である。これまでなかったマウス疾患モデルであるCsf2ra欠損マウスを作製し、肺へ直接マクロファージを移植する治療(PMT)について、(1)前臨床試験としてドナー細胞の種類や細胞数など詳細な治療条件検討を行い、(2)iPS細胞由来マクロファージの特徴を解析し同細胞のPMT治療への可能性を探り、(3)ゲノム編集技術を用いた病態解析とPMT治療への応用について研究する。本研究により肺サーファクタントの病態生理機構の解明と難治性呼吸器疾患の次世代細胞治療の基盤を構築する。
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研究成果の概要 |
遺伝性肺胞蛋白症は、申請者らがGM-CSF受容体遺伝子の変異によることを同定した難治性呼吸器疾患である。新規Csf2raノックアウトマウスを使用して、申請者らが開発した肺へ直接マクロファージを移植する治療について、(1)前臨床試験としてドナー細胞の種類や細胞数など詳細な治療条件検討を行い、(2)iPS細胞由来マクロファージの特徴を解析し同細胞の治療への可能性を探り、(3)ゲノム編集技術を用いた病態解析とPMT治療への応用について研究した。本研究により肺サーファクタントの病態生理機構の解明と難治性呼吸器疾患の次世代細胞治療の基盤を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝性肺胞蛋白症の基礎研究として、Csf2raノックアウトマウスの基本的な解析から治療に向けた前臨床試験まで一貫した次世代細胞治療研究の基盤を構築した。本研究では、ヒト稀少呼吸器疾患研究において重要な新規モデルマウスを提示し、新規治療法の有効性について検討するとともに、希少遺伝疾患研究に有用なiPS細胞技術とゲノム編集技術の統合を試みた個別化医療(プレシジョン医療)を目指した新たな治療法のトランスレーショナルリサーチとしての意義がある。
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