研究課題/領域番号 |
19H03696
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
野口 恵美子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40344882)
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研究分担者 |
尾崎 遼 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (10743346)
渋谷 彰 筑波大学, 医学医療系, 教授 (80216027)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | シングルセル / 花粉症 / 免疫療法 / 遺伝子発現 / アレルギー / シングルセルRNA-Seq / アレルギー疾患 / RNA-Seq / TCRシークエンス / bulk RNA-seq / single-cell RNA-seq / アレルゲン免疫療法 / RNA-seq |
研究開始時の研究の概要 |
近年可能となったシングルセルレベルの網羅的遺伝子発現解析(single-cell RNA-seq)により、ターゲットとなる分子について事前に情報がなくとも、どの遺伝子が、どの性質の細胞に発現しているのかについての情報を得られるとともに、今まで知られていない未知の細胞についても検出可能である。本研究ではアレルゲン免疫療法の免疫応答の変化をsingle cell RNA-seqとbulk RNA-seq解析により検出する。さらに、アレルゲン免疫療法前後のT細胞のTCRを決定すること、同じ細胞のRNA-seqを行うことにより、細胞の遺伝子発現プロファイルと特定のTCRとの関連、および治療応答性との関連を検討する。
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研究成果の概要 |
近年可能となった単一細胞網羅的遺伝子発現解析(single-cell RNA-seq, 以下scRNAseq)により、ターゲットとなる分子について事前に情報がなくとも、CD4陽性T細胞、制御性T細胞、NK細胞、B細胞等の細胞種を推定し、個々の細胞の網羅的遺伝子発現について測定することが可能となっている。本研究ではスギ抗原に対する舌下免疫療法施行患者に対して、治療開始前、治療開始後の末梢血単核球のscRNAseqを実施し、治療反応性に関連する細胞種と遺伝子発現について検討した。治療前後の比較において、治療著効例で発現量が増加する遺伝子を複数検出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アレルゲン免疫療法は根治が期待できる治療法として近年特に注目されている。本研究は治療応答にかかわる遺伝子やパスウェイを同定するためにscRNA-seqの手法を用いて解析を行った。本研究成果は、アレルゲン免疫療法がなぜ効果的であるかについての分子学的なメカニズム解明につながる可能性がある。
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