研究課題/領域番号 |
19H03707
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
北村 忠弘 群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (20447262)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | グルカゴン / 糖尿病 / SGLT1 / GLUT1 |
研究開始時の研究の概要 |
α細胞に発現する2種類のグルコーストランスポーターSGLT1とGLUT1の役割を種々の遺伝子改変マウスを作成することで解析し、α細胞におけるグルカゴン分泌調節メカニズムを分子レベルで明らかにする。これらの成果を今後の新たな糖尿病治療標的につなげ、将来の糖尿病対策に役立てる。
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研究成果の概要 |
2型糖尿病の原因として、インスリン分泌の異常に加えて、グルカゴン分泌の異常もあるが、分泌異常になるメカニズムは不明である。本研究成果より、2型糖尿病の膵α細胞ではグルコース輸送体であるSGLT1とGLUT1の発現パターンが変化し、結果としてグルカゴン分泌異常が引き起こされることを明らかにした。今後、α細胞のSGLT1とGLUT1を標的とした新しい糖尿病治療薬の開発につながる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、2型糖尿病の成因や病態解明についての研究はインスリン中心に行われてきた。本研究課題では、ほとんど注目されていなかったグルカゴンに注目して研究を行った点で学術的新規性や学術的意義が大きい。また、本研究の成果が新たな治療標的を明らかにしたことから、現在の糖尿病治療薬とは全く異なる作用機序を持つ新たな治療薬の開発につながる可能性もあり、社会的意義が大きい。
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