研究課題/領域番号 |
19H03739
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
濱野 公一 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60263787)
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研究分担者 |
上野 耕司 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (30736070)
佐村 誠 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (30773402)
森景 則保 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (50335741)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 血管新生 / エクソソーム / 再生医療 / 血管再生療法 |
研究開始時の研究の概要 |
エクソソームは全ての細胞から産生される脂質二重膜であり、現在の細胞移植のパラクライン効果の一つであり、エクソソーム単独の投与においても、血管新生能を有すると報告されている。 また、エクソソームは免疫原性がないと報告されており、他家細胞由来のエクソソームを用いることができ、そのため、エクソソームを複数回投与することが可能である。 本研究では、エクソソーム産生する細胞の機能を“低酸素プレコンディショニング法”で高め、その細胞から産生されるエクソソームが内包している、血管新生を誘導するタンパクおよびmicroRNAの内容物や量を変化させることで、血管新生能が高いエクソソームを誘導する方法を検討する。
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研究成果の概要 |
エクソソーム治療は、患者さんに細胞を移植しない再生医療療法の一つとして注目されているが、その研究のほとんどが、細胞が分泌するエクソソーム自体をそのまま患者さんに投与するものである。本研究では、血管新生能を持つmicroRNAを見出し、そして、そのmicroRNAをエクソソームに内包させることで、エクソソーム治療の効果を高めることができることをマウスモデルで証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エクソソームは、cell-free治療法として注目されているが、エクソソームの特性をより高めることで、高い治療効果が期待できる。本研究では、血管新生能を持つmicroRNAをエクソソームに内包させることで、細胞が分泌するエクソソームをそのまま投与するよりも高い血管新生効果があることが確認された。本研究の結果は、将来のエクソソーム治療の開発の一端を担う先進的なものであり、高い治療効果を提供できる可能性を秘めている。
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