研究課題/領域番号 |
19H03751
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 福井大学 (2021-2022) 大阪大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
中江 文 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 特命教授 (60379170)
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研究分担者 |
熊谷 雄太郎 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (00528408)
中井 國博 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 准教授 (80362705)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | 痛み / 動物モデル / 評価法 / 脳波 / 評価 / 動物 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は動物の痛み評価の標準化を目指すもので、脳波を用いて動物に刺激を与えることな評価可能なアルゴリズムを開発する。従来主流である動物の痛みの評価法は刺激に対する動物の行動の変化をとらえるが、患者の苦しみと同様のものを全部は把握しきれていない可能性が考えられた。本研究は動物が自然行動の中で脳波の変化をとらえることで痛みの状態を把握し、鎮痛薬の薬効を定量的に評価できる方法を開発するものである。複数の異なる痛みを生じる動物モデルの経時的な変化を把握するとともに代表的な鎮痛薬での薬効評価に耐えうるか検証する。アルゴリズム開発により、トランスレーショナルな脳波による標準的痛み評価法を確立させる。
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研究成果の概要 |
脳波を用いた痛み評価の標準化の前提となる動物モデルの行動評価による痛みのラベリングには、行動変化が大きくばらつきが小さい急性期のマウス足底皮弁モデルが適切であると考えられた。その後継続して評価することにより同一個体で急性期から慢性期への移行についても評価可能である。マウスに脳波電極を装着する際には、 痛み関連脳領域の中でも術後痛の遷延化で変化をきたした領域を選択することが適切であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳波を用いた痛み評価の標準化の前提となる動物モデルの行動評価による痛みのラベリングには行動変化が大きくばらつきが小さいマウス足底皮弁モデルが適切であることを見出したことが、学術的意義である。この知見を動物の痛みの評価法に応用して臨床に還元していくことが、社会的意義である。
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