研究課題/領域番号 |
19H03760
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小倉 裕司 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (70301265)
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研究分担者 |
入澤 太郎 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (50379202)
清水 健太郎 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (60379203)
松本 寿健 大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教(常勤) (70644003)
嶋津 岳士 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50196474)
吉矢 和久 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (40379201)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 再生 / 骨髄単核球細胞 / 細胞移植 / IL-6 / Arid-5 / 幹細胞 / グリコカリックス / 臓器障害 / 救急医学 / 長寿 / 敗血症 / 侵襲 / 炎症 |
研究開始時の研究の概要 |
①外傷、敗血症、two-hit modelの異なる多臓器障害モデルにおいて、骨髄間葉系幹細胞、骨髄由来単核球細胞、腸管上皮幹細胞の細胞移植が有効性を発揮するメカニズムとして新規炎症増幅因子(Arid-5a)への関与を評価する ②各侵襲モデルにおいて、骨髄間葉系幹細胞、骨髄由来単核球細胞、腸管上皮幹細胞の細胞移植を行いその血管内皮保護作用をグリコカリックスの形態、extracellular vesiclesの産生に注目して評価する ③各細胞移植による血管内皮、腸管上皮における再生応答、免疫応答遺伝子の発現変化をマイクロアレー法、メタボロームを用いて明らかにし血管内皮、腸管上皮バリアとの関連を解明する
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研究成果の概要 |
本研究では、重度侵襲時における新規炎症増幅メカニズムとしてArid-5aシグナル関連分子に注目し、骨髄由来単核球細胞移植の効果などを評価した。本研究の解析から、1)パブリックデータベース から抽出した、敗血症患者における単球のArid-5a関連分子のRNA発現が、IL-6など炎症性サイトカインと並行して増強すること,2)敗血症患者において全血RNAシークエンス解析を行い、Arid-5a, Regnase-1, STAT3およびIL-6のRNA発現がいずれも増加すること、3)骨髄単核球細胞移植は、多臓器障害モデルにおいIL-6産生を抑え、血管内皮保護作用を発揮することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、重度侵襲時における新規炎症増幅メカニズムとしてArid-5aシグナル関連分子に注目して評価した。敗血症患者におけるArid-5a関連分子(Arid-5a, Regnase-1, STAT3, IL-6)のRNA発現が増強すること、骨髄単核球細胞移植は多臓器障害モデルにおいて血中IL-6の上昇を抑え、内皮細胞保護作用を発揮することを明らかにした。以上の結果は、今まで不明であった敗血症など重度侵襲時の過剰炎症メカニズム、侵襲時幹細胞移植が有効性を発揮するメカニズムの解明に繋がる可能性を示しており、その学術的意義は大きい。また、今後の臨床応用に繋がれば、その社会的意義も大きい。
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