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iPS細胞とH2ガスを利用した網羅的アプローチよる急性腎障害への新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19H03763
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

本間 康一郎  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10383762)

研究分担者 佐野 元昭  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30265798)
遠山 周吾  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90528192)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
キーワード急性腎障害 / サロゲートマーカー
研究開始時の研究の概要

本研究の目標は、社会的な重要課題にも関わらず特異的治療薬が存在しない急性腎障害(Acute Kidney Injury; AKI)に対する新規治療法を見出すことである。その方策として、研究代表者が報告した研究成果を基盤とし、トランスオミクス解析による多臓器の網羅的解析よりアプローチする内容である。また、目標を達成する過程において、AKIの複雑な病態生理をトランスオミクス解析より代謝の側面から解明し、サロゲートマーカーの検討を行い、さらに未分化iPS細胞から分化した細胞の画期的な大量培養法を開発する内容が含まれており、当初の計画通り進行しない場合にも意義深い知見を得ることができる。

研究成果の概要

急性腎障害は救急、集中治療領域で発症率が高く、集中治療室で発症すると死亡率が高いことが報告されている。さらに、長期死亡率との相関や慢性腎臓病の独立したリスクファクターであることも多数報告されている。そのような状況にも関わらず、急性腎障害に対する特異的治療薬はなく、その開発が喫緊の課題である。本研究では、社会的に重要な課題にも関わらず特異的治療法が存在しない急性腎障害に対する新規治療薬を見出すことを目的とし、薬剤スクリーニングを行なったが、有効な化合物を見出すことができなかった。本研究結果を基盤として、引き続き検討を継続する所存である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

急性腎障害(AKI)は救急・集中治療領域で発症率が高く、集中治療室で発症すると死亡率が60%に及ぶと報告されている。さらに、長期死亡率との相関や、慢性腎臓病(CKD)の独立したリスクファクターであることが多数報告されており、AKI発症後、見かけ上は腎臓機能が改善しても腎臓寿命が短縮し、医療経済を圧迫している血液透析導入患者の増加に関与している。昨今、高齢者の増加に伴い、AKIは今後益々増加することが予想される。しかし、特異的かつエビデンスに支持された治療法はなく、特異的治療法の開発は喫緊の課題である。本研究の継続によりドラッグリポジショニングによる新規治療薬の開発が望まれる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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