研究課題
基盤研究(B)
本研究は、筋骨格系の透明化技術や3次元イメージングといった最先端技術を駆使し、筋骨格系の多様な細胞どうしの相互作用を、これまであまり着目されてこなかった「神経-血管ネットワーク」との相関という新たな観点から明らかにするものである。また、メカニカルストレスの変化や骨代謝異常疾患の進行が、筋骨格系の神経-血管ネットワークに与える影響を明らかにすることで、神経-血管ネットワークによる筋骨格系の恒常性維持機構の解明を目指す。
本研究では、筋骨格系組織の透明化技術や3次元イメージングといった最先端技術を駆使し、筋骨格系組織における神経-血管ネットワークの可視化に成功した。また、得られた3次元解析データをもとに、神経・血管の量を定量化する独自の手法も開発した。さらに、メカニカルストレスが筋骨格系の恒常性維持に与える影響を神経-血管ネットワークの視点から明らかにするとともに、様々な骨代謝異常疾患の病態解析に骨透明化技術を応用した。
不動性骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、骨折、がんの骨転移などの筋骨格系疾患の病態解析に、研究代表者らが開発した骨透明化技術を応用し、これらの疾患における神経-血管ネットワークの病態生理学的意義を明らかにできれば、神経・血管系を標的とした筋骨格系疾患の新たな治療法の開発に繋がることが期待される。
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