研究課題/領域番号 |
19H03778
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
松峯 昭彦 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (00335118)
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研究分担者 |
出淵 雄哉 福井大学, 学術研究院医学系部門, 特別研究員 (20795041)
林 寛敦 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任助教 (30583215)
秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2021年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 肉腫 / 幹細胞 / オルガノイドモデル / 転移 / 浸潤 / 肉腫幹細胞 / オルガノイド / 肺転移 |
研究開始時の研究の概要 |
肉腫の進展・肺転移のメカニズムは現在においても明らかではなく、進行を制御する有効な薬物療法はない。研究代表者はこれまで、癌の発生・進展に関する基礎的な研究成果を報告してきたが、2次元培養下での肉腫細胞は実際の肉腫をmimicしていないことが問題であった。本研究ではヒト臨床サンプルから肉腫オルガノイドモデルを確立し、肉腫進展・肺転移のメカニズムを明らかにすることで新たな治療薬の開発を目指す。
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研究成果の概要 |
オルガノイドモデルは、細胞を3次元培養することにより得られる人為的に創出された器官に類似した組織体である。今回、骨肉腫幹細胞を特徴づける遺伝子群を同定し、それらが発現する細胞から骨肉腫オルガノイドを作成した。さらに、遺伝子Xは骨肉腫の新たな治療薬の分子ターゲットとなり得ることを解明した。今後新たな骨肉腫治療薬の開発につながると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肉腫の進展・肺転移のメカニズムに関する基礎的な研究は、2次元培養下での肉腫細胞を用いられてきたが、実際の3次元的に構成される肉腫とは大きく異なることが問題であった。我々の研究により、実際の3次元の肉腫の姿を試験管内で再現できることがわかり、治療薬の開発に大きく寄与すると考えられる。また、我々が見出した遺伝子Xは、骨肉腫の新たな治療薬の分子ターゲットとなり得ると考える。
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