研究課題/領域番号 |
19H03811
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山本 有平 北海道大学, 医学研究院, 教授 (70271674)
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研究分担者 |
林 利彦 旭川医科大学, 大学病院, 教授 (00432146)
舟山 恵美 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (10533630)
石川 耕資 北海道大学, 大学病院, 助教 (60791374)
前田 拓 北海道大学, 医学研究院, 助教 (80813542)
小山 明彦 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (70374486)
古川 洋志 愛知医科大学, 医学部, 教授 (00399924)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2021年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2020年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 内臓脂肪 / 循環・免疫系 / 大網・腸管膜 / milky spot / natural helper T細胞 / 機能的リンパ節移植法 / 免疫・循環系 / 機能的リンパ移植法 / 大網・腸間膜 |
研究開始時の研究の概要 |
形成外科領域では以前からその豊富な血流と形態から複雑な欠損の再建材料として大網組織の移植を行ってきた。リンパ組織を多く含むことから免疫賦活効果が期待され、縦隔炎などの重症感染症に対する有用性が報告されてきた。リンパ浮腫に対する効果も報告され,循環系の改善効果についても示唆されている。 一方,これらの組織移植は,採取の侵襲が大きく,治療効果がその犠牲を上回る必要があるが,他の組織移植と比べ内臓脂肪組織中にリンパ組織を多く含み,他の組織移植にはない効果が期待される。未だ解明されていないこれらの組織移植の循環改善・免疫賦活効果を証明することで,組織移植として内臓脂肪が有する新たな可能性を模索する。
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研究成果の概要 |
近年,局所のリンパ機能破綻に対するリンパ系再構築法としてさまざまな材料を用いた再建が報告されている。本研究では内臓脂肪の中でも免疫的に中心の役割を担うとされる大網に着目し,マウスを用いた動物実験モデルで検証を行った。 有茎組織弁として血流を保持した状態での移植を行う有茎大網移植モデルと,より侵襲の少ない遊離大網移植モデルを考案し,各群のリンパ系再構築に関する寄与を比較・検証した。結果いずれの群でもリンパ系の再構築を促進する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リンパ系において局所の循環・免疫的な機能が破綻すると,リンパ浮腫や易感染性を生じる。失われたリンパ節を他の所属リンパ節で再建する場合,ドナーサイトに同様の局所リンパ系機能が損なわれることになる。本研究によってリンパ節に代わる組織移植材料として,大網が有用である可能性が示唆された。
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