研究課題/領域番号 |
19H03844
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
澤瀬 隆 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (80253681)
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研究分担者 |
黒嶋 伸一郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (40443915)
佐々木 宗輝 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (10706336)
右藤 友督 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (10816680)
稲葉 菜緒 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (00814170)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | デンタルインプラント / 骨質 / 荷重プロトコル / 早期荷重 / 配向性 / 骨関連細胞 / 組織配向性 / インプラント / 荷重 / コラーゲン / Semaphorin3A / 精密歯科治療 / 時間軸 / 骨組織動態制御機構 / 慢性疾患 / 薬剤 / 骨質最適化分子 / 加齢 / 病態変化 |
研究開始時の研究の概要 |
近年,我が国は超高齢社会を迎え,2060年には人口が4000万人も減少して高齢化率が40%にまで上昇すると推計されています.一方でインプラント治療は増加の傾向をたどっていますが,治療を受ける患者さんの高齢化,多剤併用,多疾患などが問題となっており,インプラント治療も例外ではありません.そこで私たちは,アメリカ国立衛生研究所が新しく定めた「骨質」に着目し,高齢化や疾病で骨質が不十分な患者さんにも十分な治療を可能とするという最終目標を掲げ,様々な条件の中で「骨質」を最適化できる分子を探し出すことを目的としています.
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研究成果の概要 |
超高齢社会に起因して,加齢,服用薬剤,種々の疾患により全身状態に影響を受けた多くの患者がインプラント治療を希望するようになり,若年健常者を対象として構築されてきた現在までの科学的根拠はもはや適応されなくなってきた.本研究目的は,患者固有のインプラント治療を目指し,色々な条件における患者状態を小動物で模倣し,骨質制御因子を同定することにある.本研究ではラットを用いて実験を行い,セマフォリン3Aとその受容体が荷重に誘発されて骨質を変化させる可能性があることを見出した.また,骨粗鬆症治療薬ある副甲状腺ホルモン製剤の投与がインプラント周囲の骨量や骨質を向上させることができることも明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,現在増加している歯科インプラント治療に対して,安全で安心な医療を心掛けるための基盤を構築する研究である.本研究結果は,現在までよくわからなかったインプラント周囲の骨質制御機構解明に寄与するとともに,臨床主導型であったインプラント治療における術式のひとつに対して,基礎研究から科学的根拠を提供できたことは,非常に大きな学術的意義と国民に向けた社会的意義であったと思われる.
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