研究課題/領域番号 |
19H03875
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
友利 幸之介 東京工科大学, 医療保健学部, 准教授 (90381681)
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研究分担者 |
清家 庸佑 東京工科大学, 医療保健学部, 助教 (10827819)
齋藤 佑樹 仙台青葉学院短期大学, リハビリテーション学科, 教授(移行) (30792048)
京極 真 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 教授 (50541611)
澤田 辰徳 東京工科大学, 医療保健学部, 教授 (70434529)
大野 勘太 東京工科大学, 医療保健学部, 助教 (70827823)
松下 宗一郎 東京工科大学, コンピュータサイエンス学部, 教授 (80339209)
竹林 崇 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 准教授 (90780510)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 目標設定 / アプリケーション / ADOC / 作業療法 / iPad / 加速度計 / コンピューター適応型テスト / アプリ / リハビリテーション / CAT / 評価 / 生活機能 / コンピュータ適応型テスト |
研究開始時の研究の概要 |
我々は2011年にリハビリテーションにおける目標設定のためのiPadアプリ「作業選択意思決定支援ソフト」(ADOC)を開発した.今回は,蓄積された知見をもとにADOC-2を再開発することを目的とする.具体的には,目標の達成率をより高めるため,目標設定を段階付ける機能と目標を具体化する機能を実装する.さらに定量的評価として,活動と参加を測定するComputer-adaptive testing (CAT)と,リストバンド型加速度計を用いた活動量計を開発した後,ADOCのデータと定量評価のデータを関連付けてクラウドシステムで集積し,リアルワールドデータとして探索的分析を行う.
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研究実績の概要 |
現在開発中の目標設定のためのiPadアプリであるADOC2について,ユーザーインターフェイス(UI)の操作性について検証した.対象者はADOC2の使用経験がない作業療法学生で,UIが直感的に操作可能か調査するために操作方法などは特に説明せず,模擬面接を行ってもらい,その場面を録画して分析した.各工程および各プロセスの成功率は,A)クライエントの登録88.8%(基本情報入力100%,疾患の入力85%,参加者入力90%,面接開始100%),B)作業選択と重要度の設定60.0%(作業選択90%,作業カテゴリー選択100%,作業説明表示20%,重要度の選択20%,優先順位100%),C)作業工程の焦点化とアウトカムの評定(目標選択70%,現状入力67%,介入前評価100%),D)目標設定70.0%(目標選択40%,目標の具体化79%),E)介入計画の立案(目標選択40%,介入分類の選択30%)であった.成功率が低く目標設定に大きく影響するプロセスは,B)の重要度の選択(イラストをタップすることで重要度を1-4まで選択する),C)の現状入力(作業工程選択に進むためのボタンのタップ),E)の介入分類の選択(大/中/小項目の選択)が特定された.これらの結果から,ADOC2におけるUIの直感的操作は概ね可能であり,特定された問題となるプロセスもすでに改良した.次年度は臨床データを収集する予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルスの感染拡大によって臨床施設によるデータ収集が困難となったため.
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今後の研究の推進方策 |
今年度でアプリのプロトタイプも完成したため,臨床データの取得の準備を進めており,次年度での研究終了は概ね可能と想定している.
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