研究課題/領域番号 |
19H03877
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
二宮 伸治 広島国際大学, 保健医療学部, 教授 (60237774)
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研究分担者 |
コリー 紀代 (伊藤紀代) 北海道大学, 保健科学研究院, 助教 (80431310)
徳嶺 朝子 近畿大学, 生物理工学部, 講師 (90435058)
黒崎 達也 広島大学, 病院(医), 准教授 (40448270)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | シミュレーション医療教育 / 医療技術教育 / 体外循環 / ECMO / 呼吸療法 / 穿刺シミュレータ / 仮想患者 / シミュレーション / 医療シミュレーション教育 / 臨床工学 / 体外循環技術 / 仮想患者モデル / 穿刺トレーニング / 患者シミュレータ / 仮想患者シミュレータ / 痰吸引トレーニング / 人工透析 / 人工呼吸器シミュレーション / 高機能仮想患者シミュレータ / 危機資源管理ドリル / 臨床工学教育 / 看護教育 |
研究開始時の研究の概要 |
現在医学シミュレーションセンター等で使用されている多くの高機能患者シミュレータの市場は海外のメーカに独占されているため、国内で総合的なシミュレーション教育環境を構築するには莫大なコストが必要となり、インストラクター側に相当な負担を強いている。この現状を打開するため、本研究では生体の循環・呼吸・代謝・神経制御状態を再現する数値モデルを内蔵し、各種医療シミュレータが連携して統合的な教育環境を構築するために仕様が標準化されたインターフェースを持つ仮想患者モジュールを新規開発、公開共有する。
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研究成果の概要 |
本邦における生体の循環・呼吸・代謝・神経制御状態を再現する数値モデルを内蔵し、各種医療シミュレータが連携して統合的な教育環境を構築するために、循環動態再現のための新しい心機能制御アルゴリズム、穿刺シミュレーションのための表層・感覚器モジュール、気道管理およびカテーテル操作シミュレーションのための気道荷重測定モジュール、人工呼吸器およびECMO操作トレーニングのための仮想医療機器モジュール、循環系臓器モジュールを新規開発した。 手術室や介護現場における危機資源管理トレーニングにおいて、有機的に連携するシミュレーションモジュール群の基盤となる要素技術を確立することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで形状のみを模擬した簡易的シミュレータが用いられていた気道管理、呼吸療法およびECMOトレーニングを対象として、生体反応を再現できる仮想患者シミュレーションのための形状、制御、センシングなどの基盤技術を構築した。 現在普及している高機能患者シミュレータでは、内部構造、生体反応のアルゴリズム等がブラックボックス化されているが、全てのシミュレーション医療教育分野で汎用的に使える、患者の生体反応を再現するための仮想患者シミュレーションの基盤技術が無償提供されることでシミュレーション医療教育環境の向上が期待される。
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