研究課題/領域番号 |
19H03895
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉村 典子 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (60240355)
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研究分担者 |
村木 重之 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (40401070)
岡 敬之 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (60401064)
飯高 世子 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (80800680)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 介護予防 / コホート研究 / 軽度記憶障害 / メタボリック症候群 / 骨粗鬆症 / サルコペニア / フレイル / 変形性関節症 / 予防医学 / フレイル・サルコペニア / 運動器医学 / ロコモティブシンドローム |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者の生活の質の維持および要介護予防を目的とした大規模住民コホート研究ROADにおいて、コホート参加者に13年目、17年目の追跡調査を実施して、過去の調査結果をリンケージし、17年間のデータの蓄積によって得られた参加者の予後データから要介護の発生率を推定する。さらに、要介護の5大原因疾患である認知症、脳血管障害、高齢による衰弱、転倒・骨折、関節症のそれぞれの前段階であり可逆的状態である軽度認知障害、メタボリック症候群、フレイル、骨粗鬆症、変形性関節症の発生率、自然経過を推定し、これら5大疾患の重積の要介護の発生への影響を解明する。この結果を踏まえて簡便で精度のよい要介護予測ツールを開発する。
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研究成果の概要 |
我々が設立し追跡を実施している地域住民コホートROADにおいて、要介護の原因五代疾患の前段階である軽度記憶障害(MCI)、メタボリック症候群構成要因、骨粗鬆症、フレイル、サルコペニア、変形性関節症(OA)について検討したところ、60歳代から80歳代にかけて肥満、高血圧、やせ、耐糖能異常、変形性関節症、脂質異常、骨粗鬆症、フレイル、サルコペニア、MCIの順に蓄積していくことがわかった。対象者を6年間追跡し要介護、死亡発生との関連を解析したところ、要介護影響因子として変形性膝関節症、MCI、死亡影響因子としてやせ、MCIが選択された。これらを考慮し、簡便な要介護リスク評価ツールベータ版を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
要介護の原因五大疾患のすべてを網羅して長期の追跡を行い、それらの相互連関と要介護への影響を解明した研究は世界的にもみられない。本研究では地域住民コホートROADの17年にわたる追跡調査結果から、五大疾患の前段階状態がそれぞれみとめられる平均年齢を解明した。それととも五大疾患前段階状態と要介護、死亡との関連を解析し、要介護発生と膝OA、MCI、死亡とやせ、MCIが有意に関連していることを示した。これによりどの年齢区分からどの疾患をターゲットとして予防活動を行えば介護予防につながるのかが解明され、高齢者のQOLの維持増進に貢献できる。ベータ版ではあるがリスク評価ツールについても使用の目処がついた。
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