研究課題/領域番号 |
19H03897
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
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研究分担者 |
高橋 明美 新潟リハビリテーション大学(大学院), 医療学部, 教授 (10735012)
渡邊 慶 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40597671)
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
渡邊 裕美 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50325479)
小林 量作 新潟リハビリテーション大学(大学院), リハビリテーション研究科, 教授 (00350736)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2022年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 運動器疾患 / コホート研究 / フォローアップ / 老化 / 社会医学 / 加齢 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らは2011年に加齢性運動器疾患のコホート研究(村上コホート研究)を立ち上げた(N=14,364,40-74歳)。本研究で10年後フォローアップを完了を目指す。具体的には、対象疾患の新規発生症例の収集を研究期間中継続的に行うと共に、10年後アンケート健康調査を行う。症例の収集については、研究フィールド内外の関連医療機関等の協力を得て、診療録から疾患発生情報を悉皆的に収集する。対象疾患は骨粗鬆症性骨折、膝関節症、慢性疼痛、要介護認定である。10年後アンケート健康調査では、生活習慣・環境要因の曝露再評価を行う。上記疾患群のリスク要因を包括的に解明し、健康寿命延伸に寄与することを目的とした。
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研究成果の概要 |
2011年に開始した加齢性運動器疾患のコホート研究の10年後フォローアップを完了した。40から74歳の12,535人を対象として生活習慣等のアンケート調査を行い、6,902(55.1%)より回答を得た。2017年から2019年までに343人が死亡し、この期間における死亡の有意な関連要因は、性、年齢、BMI、喫煙、総身体活動量であった。骨粗鬆症性骨折に関しては食事中カルシウム・ビタミンKなどの栄養リスク要因を、膝関節症に関しては人口統計学的特徴に加えて緑茶が予防要因であることを、再発性転倒に関してはBMIおよび身体活動との関連性を、慢性疼痛に関しては身体活動が予防要因であることを解明できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、本邦初の加齢性運動器疾患の大規模コホート研究であり、運動器疾患群の包括的予防と要介護者の増加抑制を最終目標としている。その10年後追跡調査を完了し、日本人の骨粗鬆症性骨折、変形性膝関節症、慢性疼痛、全死亡の基本的なリスク要因を解明することができた。本研究から発信されるエビデンスは日本人の健康寿命延伸に直接貢献するエビデンスとなる。
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