研究課題/領域番号 |
19H03903
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
大林 賢史 奈良県立医科大学, 医学部, 特任准教授 (30596656)
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研究分担者 |
佐伯 圭吾 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60364056)
根来 宏光 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80708595)
山上 優紀 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90823956)
吉川 匡宣 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (20632764)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 光曝露 / サーカディアンリズム / 睡眠 / 肥満 / 糖尿病 / うつ / アクチグラフ / 動脈硬化 / メラトニン / 体内時計 / うつ症状 / がん / 認知機能 / 光害 / 睡眠障害 / 予後 / 寝室 |
研究開始時の研究の概要 |
現代人はこれまでに人類が経験したことのない大量の夜間の人工光を浴びている。白熱電球の発明以来、人類の光消費量は増加の一途を辿っているが、近年の研究で不適切な光曝露が体内時計の乱れを引き起こし、睡眠だけでなく代謝・内分泌・循環器・精神機能・発がんなど様々な生理機能に影響を及ぼすことが分かってきた。これまでに光曝露の様々な健康影響が報告されているが、疾病発症など中長期の健康影響については未だ不明である。本課題研究で3000人に拡大したコホートを追跡調査し、光曝露が動脈硬化の進行や糖尿病・心血管疾患・がん・認知機能障害などの新規罹患および予後に及ぼす中長期影響を明らかにする。
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研究実績の概要 |
現代人はこれまでに人類が経験したことのない大量の夜間の人工光を浴びている。白熱電球の発明以来、人類の光消費量は増加の一途を辿っているが、近年の研究で不適切な光曝露が体内時計の乱れを引き起こし、睡眠だけでなく代謝・内分泌・循環器・精神機能・発がんなど様々な生理機能に影響を及ぼすことが分かってきた。これまでに光曝露の様々な健康影響が報告されているが、疾病発症など中長期の健康影響については未だ不明である。本課題研究で3000人に拡大したコホートを追跡調査し、光曝露が動脈硬化の進行や糖尿病・心血管疾患・がん・認知機能障害などの新規罹患および予後に及ぼす中長期影響を明らかにする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度の目標は前年度までに回収した追跡データの整理と統合、研究対象者に対する質問票調査・疾病調査・予後調査であった。生存者の質問票回収率は9割を大きく超え高い回収率であった。また一部の対象者に追跡健診を予定していたが、COVID-19感染拡大により高齢者を多く含む対象者への感染リスクを考慮し当初予定の対面式健診を延期せざるを得なかった。一方で、前年度に確立した郵送法での追跡健診を継続的に実施し、1038人の対象者について追跡健診を完了した。コロナ禍で健診や調査の中止が相次ぐ中、感染リスクを最小化した追跡健診の方法で実施し、アクチグラフによる客観的睡眠測定など当初予定していなかった追跡健診項目を実施できたことは非常に重要かつ妥当であったと考える。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は前年度までに回収した追跡データの整理と統合を行い、データ解析と報告書作成を行う予定である。
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