研究課題/領域番号 |
19H03909
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
立道 昌幸 東海大学, 医学部, 教授 (00318263)
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研究分担者 |
中野 匡 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90217795)
古屋 佑子 東海大学, 医学部, 助教 (80880260)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | ICT機器利用 / 緑内障 / 眼軸長 / 健康障害 / 認知症 / OCT / コホート研究 / スクリーニング / 判定ロジック / アウトカム / ICT / 長時間使用 |
研究開始時の研究の概要 |
緑内障の発症に及ぼす、i)ICT機器の種類、ii)ICT機器の使用目的、方法、iii)ICT機器使用時間の関係を明らかにすることにより、いかなる使用形態が、緑内障のリスクになるのか、そして、リスクが上昇する使用方法、時間を特定することにより、予防のための1日の推奨使用時間(暴露限界)を明らかにすることを目的とする。また、ICT機器の長時間使用が緑内障発症の発症リスクになる原因として、ICT機器使用により成人期以降でも眼軸長が延伸することを証明する。
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研究成果の概要 |
我々は、これまでVDT機器の長時間・長期間利用が緑内障による視野異常の発症と関連があることを報告してきた この重要な知見を、公衆衛生上の課題として予防対策を講じるためには、リスクとして高いエビデンスレベルでの検証が必要である。緑内障には様々な危険因子が報告されているので、因果関係の証明においては、交絡やバイアスを可能な限り調整した質の高い前向き研究にて検証する必要がある。緑内障の発症と関連するのかなどの詳細な解析はなされていない。そのため緑内障発症リスクに関する詳細なICT使用機器の種類、使用方法、時間について詳細な検討を行う
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、現在のICT機器利用が、急速に拡大し世界的にも一般化した現在、極めて重要な知見を提供すると考えられる。特にICT利用が成人期における眼軸長の延伸と関係する可能性があることを示したことは、非常に重要な知見である。成人期以降にも眼軸長が伸びるのであれば、これまで幼児から成長期に行われてきた近視予防策を成人にも実施する必要があることを意味する。また、世界的にも近視の有病率が上がっていることから、この点で、本研究成果は、公衆衛生学的見地からも重要な結果を示すことができた。
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