研究課題/領域番号 |
19H03932
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
白井 由紀 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30587382)
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研究分担者 |
藤森 麻衣子 国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 室長 (40450572)
内富 庸介 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 部門長 (60243565)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | がん / 造血器悪性腫瘍 / コミュニケーション / 意思決定 / 質問促進リスト / 質問促進プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、造血器悪性腫瘍特異的質問促進リスト(QPL)と質問促進プログラムを開発し、その有用性をランダム化比較試験で検証する。 まず、2019年~2020年度に造血器悪性腫瘍特異的QPLの開発を行う。さらに、2020年度には造血器悪性腫瘍特異的QPLを用いた質問促進プログラムを開発する。2021年~2022年度には、造血器悪性腫瘍特異的QPLを用いた質問促進プログラムの有用性を検証する。
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研究成果の概要 |
造血器悪性腫瘍特異的QPLの開発と質問促進プログラムの検討を目的にインタビューデータの解析およびWEB質問紙調査を実施した。WEB調査では造血器悪性腫瘍患者324名から回答を得た。QPL案102項目中、回答者の80%以上が「重要」と回答した70項目に加え対象者背景ごとの意向を検討して造血器悪性腫瘍特異的QPLを確定する。また、80%以上が診断時と初発治療中のQPL配布を希望していたことから、初発時の介入を視野に質問促進プログラムの検討を進める。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、病態や治療の複雑さから困難とされてきた造血器悪性腫瘍患者・家族の意思決定支援のためのプログラム開発を目的とした点が最大の特徴である。現行のコミュニケーション促進プログラムのほとんどが固形悪性腫瘍患者を対象としており、国内で造血器悪性腫瘍に特化したプログラムが無いなかで、造血器悪性腫瘍患者の意向に基づいた意思決定支援プログラムを開発することは、学術的意義および社会的意義の高い試みと考える。
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