研究課題/領域番号 |
19H03967
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
麻原 きよみ 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (80240795)
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研究分担者 |
小林 真朝 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (00439514)
荒木田 美香子 川崎市立看護短期大学, その他部局等, 教授 (50303558)
小野 若菜子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50550737)
小西 恵美子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 客員研究員 (70011054)
三森 寧子 千葉大学, 教育学部, 准教授 (70633395)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 倫理的環境 / 公衆衛生看護 / 実装研究 / 倫理的支援環境 / 保健師 / 倫理的課題 / 倫理支援環境 / 倫理 / 支援環境 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、自治体や企業・事業所、および包括支援センターなどで働く保健師の倫理的な実践を促進するために、保健師の倫理的能力育成方法(倫理教育・事例検討)を実践現場に実用化・普及する方法と、その効果が促進される倫理的支援環境を構築することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究は保健師の倫理的実践を促進するために、保健師の倫理的能力育成方法(倫理教育・事例検討)を実践現場に実用化・普及する方法とその効果が促進される倫理的支援環境を構築することを目的とし、今年度(2021年度)は以下を行った。 ①基礎調査として行ったインタビュー調査結果を分析し、各研究拠点(地域包括支援センター、自治体、企業・事業所、小中高校)ごとの倫理的課題と倫理的環境について分析し、学会発表を行った。 ②①で明らかになった研究拠点ごとの結果に基づき、研究拠点ごとの特徴を生かした倫理教育・事例検討の導入方法と倫理的支援環境の整備に関する実用化のための試案を検討した。 ③①②の結果と文献検討の結果に基づき、地域専門職の倫理的実践を促進するための倫理的職場環境質問紙(Ethical Workplace Environment Questionnaire, EWEQ)案を検討・作成した。また、EWEQ案の信頼性と妥当性の検討、および基本属性、主観的健康とQOL(SF8)、専門職の道徳的能力(MCQ-PHN)、辞職意向との関連性を明らかにするために、これらの変数からなる質問紙を作成した。研究倫理審査承認後、関東近辺の地域包括支援センターの看護職(500名)、企業・事業所の保健師・看護師(500名)、小中高校の養護教諭(500名)に対して質問紙調査を実施した。自治体の調査も同時期に予定していたが、コロナ感染が拡大し、実施が困難と判断されたため、次年度(2022年度)実施することとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
職場環境質問紙案の信頼性・妥当性を検討し、研究拠点での倫理教育・事例検討(介入)の評価指標として使用することを計画していたが、コロナ感染症拡大の影響で職場環境質問紙案作成のためのインタビュー調査の実施・分析が遅れ、さらに信頼性・妥当性検討のための質問紙調査の一部が、今年度(2022年度)に延期せざるを得なかった。このことから、職場環境質問紙の完成とそれを用いた各研究拠点での介入と評価も大幅に遅れることが予測される。
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今後の研究の推進方策 |
職場環境質問紙案の信頼性・妥当性検討のための一部実施できなかった調査を2022年度6月までに実施し、分析を進め、8月までには完成させる。2022年10月以降には、各研究拠点の実用化計画に基づき、倫理教育・事例検討(介入)を実施し、Quality Implementation指標と職場環境質問紙等で評価する。
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