研究課題/領域番号 |
19H03971
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 四天王寺大学 (2023) 畿央大学 (2019-2022) |
研究代表者 |
山崎 尚美 (平木尚美) 四天王寺大学, 看護学部, 教授 (10425093)
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研究分担者 |
藤野 あゆみ 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (00433227)
百瀬 由美子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (20262735)
柳澤 理子 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (30310618)
天木 伸子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (40582581)
山本 さやか 日本福祉大学, 看護学部, 講師 (50760344)
宮崎 誠 帝京大学, 理工学部, 助教 (60613065)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 認知症ケアパッケージ / アジア圏 / 教育実践プログラム / 人材育成 / 国際通用性 / 認知症ケア / ベトナム / タイ / 実践教育パッケージ / ローカライズ / 実践教育プログラム / パッケージ開発 / パッケージ化 / 実践教育 / ダイバーシティ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,認知症の当事者の視点で①日本の病院,施設および在宅ケアに関わる看護職を対象に標準化した実践教育パッケージを作成し,②豪州(メルボルン)の教育システムを参考に,③アジア圏(ベトナム・タイ)の病院の看護師を象とした実践教育パッケージを開発し,④開発した実践教育パッケージを試用し評価することを研究の最終着地点として,認知症ケア班,国際連携班,教材作成班,教育設計班の4班で構成している.
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研究実績の概要 |
2022年度は、以下の通り研究を遂行した. 1. 日本語版認知症ケアパッケージのブラッシュアップ 日本語版認知症ケアパッケージ(以下,ケアパッケージ)の教材は執筆要項をもとに,前年度の原稿をブラッシュアップし修正した原稿を冊子体に製本した. 12月にはケアパッケージの再編集のために冊子体の教材の内容を再度確認し修正する会議を実施した.また,3月には冊子体の基礎編(病院編・施設編)の部分のみ,西大和リハビリテーション病院の職員49人に対して内容妥当性の確認のための認知症研修会を実施し,受講者の知識,理解,認知症ケア態度に関する調査を実施した.2. ベトナム・タイのカウンターパートとの打ち合わせ会議 1) ベトナムのカウンターパートとは,6月に国内(畿央大学)において,カントー医療短期大学の学長と研究協力体制についての会議実施し,10月にはベトナム看護協会主催の国際カンファレンスに参加し,ベトナムの認知症看護に対する最新の知見を情報収集するとともに研究協力に関する会議を実施した.また,2023年2月にはハノイのテュンデュックNursing homeの職員15人において,「認知症に対する認識」「認知症ケア時の困難」について半構成的面接を実施した.2)タイ赤十字大学とは,12月にはオンラインで研究協力に対する依頼と調整会議を実施し,3月には現地で研究協力に関する調整会議を実施した.3. eラーニング教材(アプリ等)の作成に関する会議 2023年3月に分担者と教材の選定および教材データの確認に関する会議を実施した. 4. 成果報告 Web開催の学術集会に積極的に参加し,若手研究協力者らと協働して,最新の認知症ケアの知見の情報収集や研究成果の公表を行った.ベトナムのインタビュー内容については,逐語録化し分析中であるため,次年度に成果報告を予定している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍において、現地(タイ・ベトナム)での調整が困難であったため。その理由として、海外渡航に対する臨地実習指導などの本務の感染防止対策を厳重に遂行するという制限があり、渡航することが困難であったため、現地での調整会議および調査の実施が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
前年度に修正した日本語版認知症ケアパッケージの完成をする.また、タイ赤十字大学とは研究倫理審を受けた後に、「認知症に関する認識」「認知症ケア時の困難」についてインタビュー調査を実施し、タイ語版認知症ケアパッケージを作成する。ベトナムでは、ベトナム語の認知症ケアパッケージを作成し,ハノイのテュンデュックNursinghomeにおいて研修会を実施し、データ収集を実施する。
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