研究課題/領域番号 |
19H04035
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
小森 忠祐 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (90433359)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 視床下部 / FGF23 / αKlotho / 老化 / SASP / 健康寿命 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国は超高齢化社会を迎え、社会全体として老化と向き合う時代となっている。個体の老化は、摂食量の減少や基礎代謝能の低下など様々な視床下部機能と関連した身体的・行動的な変化を惹起するが、視床下部と個体の老化の関連性については未だ不明な点が多い。本研究では、抗老化遺伝子であるαKlothoとそのリガンドであるFGF23の視床下部における機能を解明し、視床下部を介した個体の老化メカニズムの解明を目指す。
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研究成果の概要 |
近年、個体の老化により老化関連疾患が惹起される重要な要因として、視床下部における炎症性変化などの細胞老化随伴分泌現象(SASP)が提唱されている。しかし、抗老化遺伝子であるαKlothoとSASPとの関連性は不明である。野生型マウスの視床下部において認められた絶食時の炎症性サイトカイン(TNF-αやIL-1β)の発現低下が、αKlothoヘテロ欠損マウスでは抑制されていた。また、他のSASP因子として、CXCL1やCXCL2の発現が野生型マウスと比較してαKlothoヘテロ欠損マウスで増加していた。これらの結果より、αKlothoは、視床下部においてSASPを抑制する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗老化遺伝子であるαKlothoの発見により様々な個体の老化メカニズムが明らかとなってきたが、炎症性変化などの細胞老化随伴分泌現象(SASP)とαKlothoとの関連性は不明であった。本研究により、αKlothoが視床下部における炎症性変化などSASP因子の制御に重要であることが示唆された。これらの結果は、αKlothoの新たな機能の発見に加え、中枢神経系における老化関連疾患の分子基盤の解明、及び視床下部を介した個体の老化メカニズムの解明へと繋がることが期待される。
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