研究課題/領域番号 |
19H04038
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
奥田 貴久 日本大学, 医学部, 教授 (20620305)
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研究分担者 |
成尾 宗浩 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (00772310)
五十嵐 勉 日本医科大学, 医学部, 准教授 (10421190)
根岸 靖幸 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50644580)
草野 麻衣子 昭和大学, 医学部, 講師 (60733574)
高成 広起 徳島大学, ポストLEDフォトニクス研究所, 准教授 (70723253)
勝山 碧 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (90803700)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | アルコール脱水素酵素 / 脂肪肝 / 骨粗鬆症 / 突然死 |
研究開始時の研究の概要 |
酒類はアルコール(エタノール)を主成分とする嗜好品であるとともに、依存症や臓器障害を引き起こす薬物でもあります。われわれはさまざまなアルコール関連疾患発症の要因を諸臓器に分布するClass Ⅲアルコール脱水素酵素(ADH3)が担うと考えています。本研究は、ADH3が疾患発症にどのように関わっているかを形態学的・生化学的・免疫学的に明らかにし、新規治療の足掛かりとすることを目的とする基礎研究です。
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研究実績の概要 |
本研究は、ClassⅢアルコール脱水素酵素がアルコール関連障害の発症に如何に関わっているかを明らかにし、新既治療の足掛かりとすることを目的とする基礎研究である。今年度は、アルコール性肝障害、アルコール性骨粗鬆症、アルコールと突然死について、日本大学、日本医科大学、徳島大学、昭和大学で研究を行った。肝障害は、外部機関でゲノム編集によって作製されたAdh5KOマウスが搬入され繁殖を行うとともに、WTマウス、KOマウスに6か月間飲酒させ、肝臓サンプルを摘出した。骨粗鬆症研究では、KOマウス、WTアルコール負荷マウス、卵巣切除マウスの骨をサンプリングし、液体クロマトグラフ質量分析計(LCMS-8060NX島津製作所)にてLC/MS/MSメソッドパパッケージ脂質メディエーター解析を用いて、脂質の定量的プロファイリングを開始した。突然死については、ADH1KOマウスの断酒モデルにおける臓器採取を完了し、突然死をきたす不整脈の原因遺伝子についてマイクロアレイによる網羅的解析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
肝障害、骨粗鬆症、致死性不整脈について、サンプリングが完了したため。
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今後の研究の推進方策 |
脂肪肝について、WTマウス、Adh5KOマウスにおいてサンプリングされた肝臓から液体クロマトグラフ 質量分析計(LCMS-8060NX島津製作所)にてLC/MS/MSメソッドパパッケージ脂質メディエーター解析を行い、代謝マップの構築を行う。同時に脂肪変性に関する原因遺伝子の発現を解析する。骨粗鬆症についてAdh5KOマウス、卵巣切除マウスはともに高代謝回転性性骨粗鬆症となっているが、自然免疫系の関与をフローサイトメトリーにて解析し、Adh5の骨粗鬆症への関与を明らかにする。本年度、突然死について、アルコール負荷から断酒をした際に交感神経系の興奮が病態に関与しているが、テストステロンを介したKチャネルの働きについてサンプリングし、マイクロアレイにて原因遺伝子を網羅的に解析した。次年度は学会発表と論文報告を行う。
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