研究課題/領域番号 |
19H04091
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
江崎 浩 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (60311643)
|
研究分担者 |
砂原 秀樹 慶應義塾大学, メディアデザイン研究科(日吉), 教授 (20206577)
塚田 学 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90724352)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
|
キーワード | インターネット映像音声 / Software Defined Media / Linked Open Data / 遠隔ライブ配信 / デジタルツイン / AR/VR / リアルタイム配信 / Augment reality |
研究開始時の研究の概要 |
音楽の楽しみ方は多様化しており、ライブに参加するだけでなくインターネットを利用したサービスで遠隔配信を視聴することが一般化した。しかし、遠隔でのライブ参加体験は、1)放送局主導の画一的コンテンツを視聴する課題、2)受け身の視聴になり積極的な参加体験が得られない課題、3)再生機器に様々な制約がある課題を抱え、ライブ会場で体験できる一体感と比べると著しく低い水準である。本研究の目的は、一方向性の強い現在の大規模メディアから転換し、会場と大規模かつ分散する観客のインタラクションを支援することで、音楽ライブへの参加体験を抜本的に転換させるメディア・プラットホームを創出することである。
|
研究成果の概要 |
収録・編集の課題を解決するための施策として、一画面映像/ステレオ音声へと加工される前の映像音声の素材メディアを3次元空間メタデータなどそのメディアが収録された環境を記述し管理する機構を導入した。素材メディア管理機構を、Linked Open Dataを活用して、オープンな共通データベースとして設計した。次に、配信の課題を解決するための施策として、受け身の視聴から積極的な参加体験へと転換するインタラクション体験を支援した。最後に、再生の課題への対処のため、今後登場する高臨場感機器をも活用できるよう、機器設備機能を抽象化したプラットホームを設計した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SDM Ontologyを拡張し、複数素材メディアを再起的に編集可能なオントロジーを定義した。この成果は、Linked Open Data チャレンジ Japan 2020で発表し、最優秀賞及びオントロジー賞を受賞した。このデータセットおよび、前年度に発表したWeb360Squareのソースコードをオープン化し、SDMコンソーシアムからプレスリリースを行なった。これにより、本研究で作成したデータセットおよびソースコードを広く一般に利用することが可能になる。
|