研究課題/領域番号 |
19H04092
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
石原 進 静岡大学, 工学部, 教授 (10313925)
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研究分担者 |
高井 峰生 大阪大学, 情報科学研究科, 招へい准教授 (90277773)
劉 志 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (90750240)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | LPWA / 無線]AN / 異種無線混合ネットワーク / DTN / 避難支援 / 避難シミュレーション / 無線LANエミュレーション / すれ違い通信 / 異種無線混合DTN / 災害避難支援 / マルチエージェントシミュレーション / VHF-Hight帯 / 無線LAN / LPWS / 緊急情報配信 / 車車間通信 / 無線ネットワークシミュレーション / 異種無線併用 / 情報配信 / アドホックネットワーク / 優先制御 / ネットワークエミュレーション / ワイヤレスネットワーク / 車々間通信 / 無線ネットワークエミュレーション |
研究開始時の研究の概要 |
LPWA(Low Power Wide Area)通信のような広域低速度通信手段、セルラ網のような高速度無線通信手段、車々間通信や携帯端末間の直接通信などの短距離無線通信など複数の手段に対して、通信設備の利用可否の時間的変化、移動端末の行動制限の変化に応じて転送する情報の詳細さを適切に制御しながら並行利用することで、大規模災害発生時や事故等の緊急事態に確実性の高い通信を可能とするアーキテクチャとその実装プロトコルを開発する。
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研究成果の概要 |
災害発生直後の緊急避難時に避難支援情報等を配信し、確実な避難を実現するために、LPWA等の広域低速度通信手段、無線LAN等の短距離高速無線通信を併用したDTNによる避難支援情報配信戦略を開発した。セルオートマトンベースの高抽象度のシミュレーションモデル、ならびにマルチエージェントベースの詳細シミュレーションモデルを開発し、浜名湖近辺での津波発生時を想定したシミュレーション等により、提案戦略の有用性を検証した。また、Linux OS上の実動ソフトウェアの挙動を無線LANシミュレーションと組み合わせて検証するためのエミュレーションシステムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Delay/Disruption Tolerant Network (DTN)によって避難支援情報を配信する場合、避難者の動きの変化がDTNでの情報配信性能に影響を与え、情報配信の結果が避難者の行動に影響を与える。こうした相互作用を考慮して、避難支援情報配信戦略について検討した例は、本取り組みの他に例がない。また、本研究で開発した無線LANエミュレーションシステムは、無線信号強度の変化やそれに応じたシステムソフトウェアの挙動を反映可能なものであり、無線LANにおける接続性のみを反映可能な従来型のエミュレーションシステムと一線を画したものである。
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