研究課題/領域番号 |
19H04150
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小川 剛史 東京大学, 情報基盤センター, 准教授 (60324860)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | インタフェース / クロスモーダル / 触覚提示 / 温冷刺激 / 電気刺激 / ヒューマンインタフェース / インタラクション / 体性感覚 / 食メディア / 温冷 刺激 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、おいしく健康な食生活を支援するために、舌の味覚細胞で知覚する甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の基本味に加えて、辛味や食感など口腔内粘膜や骨格筋における力触覚として知覚される味やおいしさをインタラクティブに提示・制御する感覚提示手法を確立する。
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研究成果の概要 |
食事におけるおいしさを向上させるために、これまで視覚や嗅覚、味覚のクロスモダリティを応用した研究が盛んに行われてきた。本研究では、体性感覚に起因する食事のおいしさをインタラクティブに提示するための感覚提示方式を確立することを目的としている。味覚の中でも辛味や渋味といった味は、皮膚で知覚する痛みなどの触覚に由来している。また、食感は硬さや重さなど骨格筋で知覚する力触覚に関係が深い。提案手法では、これらの感覚受容器に刺激を与えることで、食体験向上を目指して研究を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来研究で主に取り扱われてきた、視覚や嗅覚、味覚(甘味、酸味、塩味、苦味、旨味)への刺激ではなく、歯ごたえや舌触り、温度といった力覚や圧覚、触覚、温冷覚といった体性感覚を刺激することで、新たな食体験が実現できるかどうかを情報技術的立場から取り組んだことによる学術的意義がある。また、食体験向上に関する技術は食べる喜びを後押しするだけでなく、将来的に農業の工業化により画一化された食品の普及が進んだときでも、それぞれの好みに応じた食体験を提供できる可能性を持っており、社会的意義も大きい。
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