研究課題/領域番号 |
19H04156
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
加藤 有一 札幌医科大学, 医療人育成センター, 講師 (90363689)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | ウェアラブルデバイス / 血圧 / 圧反射 / 健康管理 / 在宅検査 / ウェアラブデバイス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、独自の特許技術、(1)「イヤーカフ型ウェアラブルデバイス」により負担・行動制約なく測定される脈波信号から、(2) 「血圧を一定に調節する心臓・血管圧反射機能を測定する技術」を使った非侵襲モニタリングシステムを製作する。圧反射機能の低下はそのまま医学的な意味を持ち、様々な疾患につながる。この特徴を生かし、病院で実施される様々な自律神経機能検査を在宅で日常生活を送りながら外部評価できるシステムに仕上げる。これにより、圧反射が関わる高血圧による心血管疾患リスク、起立性低血圧に関わるリスク等を遠隔で評価し「見守る」システム構築への展開を目指す。
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研究成果の概要 |
日常生活上で基準化脈波容積波形を測定できるイヤーカフ型ウェアラブルデバイスを開発した。特に、姿勢変化時の拡張期血圧(DBP)をNPV波形から推定できる可能性のある測定法を見出した。また、運動時のNPVが血液運動を起因とするノイズを含むために、これを補正するプログラムを作成した。しかしながら、加速度センサーからNPVを補正する方法に関しては現在のところ成功していないため、新しい補正式を発明しなくてはならない状況にある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心血管疾患のリスクファクターである血圧は、日常生活上で様々に変化しながら我々の生命を維持している。これを1日中測定するウェアラブルデバイスを開発し、血圧やその機能低下を在宅で継続的に測定すれば、様々なリスク管理が必要な在宅生活者を対象とした健康管理、神経性調節障がいのような機能障害の在宅検査、介護者の負担減、そしてビッグデータから疾患メカニズムの新たな発見に寄与できると期待される。
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