研究課題/領域番号 |
19H04184
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61040:ソフトコンピューティング関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
森 直樹 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (90295717)
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研究分担者 |
上野 未貴 大阪工業大学, 工学部, 講師 (60757368)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 創作物理解 / 深層学習 / 進化型計算 / 人工知能 / 機械学習 / 創作と人工知能 / 創作者支援 / Data Augmentation / 創作者と人工知能 / AutoML / 創作物データ / ストーリーデータセット / 物語理解 / コミックデータ / 漫画 |
研究開始時の研究の概要 |
近年人工知能が注目されているが,人の創作物を理解できる人工知能はまだない.そこで,創作物をデータとして客観視するだけではなく,創作過程で込められた想いを主体的に扱い,創作者と研究者をつなぐ人工知能の構築を目的とする.また,高度な人工知能構築に必須なディープラーニングはいまだに試行錯誤的な域を出ておらず,構築は容易ではない.この問題を解決するために,本研究課題は人の創作物を理解する人工知能を進化的に獲得可能な進化型機械学習を提案する.最終的に,人工知能への適用を前提としたこれまでにない創作物データセットの構築および進化型機械学習により進化的に獲得した人工知能による人の創作物理解を目指す.
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研究成果の概要 |
本課題では人工知能による創作物理解を目的として,漫画に基づく研究(コマ識別,感情推定,オノマトペ理解),写真に基づく研究(写真の定量評価,星空画像の生成,昆虫画像の識別),だまし絵に関する研究(AI によるだまし絵の識別,画像情報に基づくだまし絵の生成,言語情報に基づくだまし絵の生成),その他の創作物理解(習字,ファッション,ゲーム)および AutoML に関する研究 (TDGA AA, Pareto TDGA AA, tdgaCNN) に関して多くの成果を得た.また,人工知能学会において創作者と人工知能が創る創作の未来に関するオーガナイズドセッションを 4 回開催し,当該分野の発展に努めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年人工知能が注目されているが,人の創作物を理解できる人工知能はまだない.そこで,創作物をデータとして客観視するだけではなく,創作過程で込められた想いを主体的に扱い,創作者と研究者をつなぐ人工知能の構築について研究した.また,進化型機械学習として新しいData Augmentation 手法等を提案した.コロナ禍という厳しい状況の中で,4 回のオーガナイズドセッションを企画し,当該分野における人的交流に寄与した. 近年の生成系人工知能の発展によって,創作物に関する研究は今後ますます注目され,積極的に研究がなされていくはずである.本研究課題によって当該分野へ一定の貢献をすることができたと考える.
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