研究課題/領域番号 |
19H04220
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
佐山 弘樹 早稲田大学, 商学学術院, 教授(任期付) (30345425)
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研究分担者 |
山野井 順一 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (20386543)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 多様性 / 社会構造 / 適応的ネットワーク / 数理モデル / 複雑系 / 社会ネットワーク / シミュレーション / データ解析 / 許容度 / ネットワークデータ解析 / 計算モデル |
研究開始時の研究の概要 |
情報化・ネットワーク化の進んだ現代社会において,社会ネットワークがどのように動的に変化しているのかを理解し,効果的に運営・管理することは極めて重要な課題である.既存研究ではしばしば社会の構成要素が同質であると仮定され,実社会が持つ個の多様性は積極的に考慮されてこなかった.本研究では「適応的ネットワーク」という独自の枠組みを用い,個の性質に多様性を導入した数理モデルを構築する.モデルのパラメータ値は実社会ネットワーク時系列データの解析から推定する.以上を用いた大規模計算実験により個の多様性と社会構造との関連を明らかにし,従来理論では予言されなかった「多様性と接続性が共存する社会」の可能性を探る.
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研究成果の概要 |
本研究は,社会を構成する個の多様性が社会構造とその変化にどのような影響を及ぼすかを考察した.具体的には,適応的ネットワークという枠組みを用いて,個々人の性質に多様性を導入したシミュレーションモデルを複数構築し,体系的な計算実験によりその性質を調べた.また実社会ネットワーク時系列データ・社会実験データ等の解析から,社会における実際の個の挙動とその多様性を定量化し,数理モデルから得られた知見と照合した.その結果,個人の行動の多様性によって,「多様でありながら繋がっている」という従来理論では得られなかった社会の有り方が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スマートフォンやSNS等,個人レベルでの情報収集・拡散技術の発展により,社会構造の変化は加速し,同時に意見相違や地位格差の拡大のような不安定性も生じ始めた.こうした急速な情報化・ネットワーク化の進行は,マクロレベルで個々人の意図を超えた予想外の社会ダイナミクスを産み出しており,社会ネットワークの動的変化の理解・予測・管理は学術的・応用的に極めて重要な課題となっている.以上の背景のもと,本研究は,個の多様性が社会の動的変化に及ぼす影響を明らかにし,また多様な個の状態を維持しつつ社会の接続性も確保するにはどうすべきかという重要な問題について示唆を与えるもので,その学術的・社会的意義は大きい.
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