研究課題/領域番号 |
19H04280
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63040:環境影響評価関連
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
蔭山 健介 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (30272280)
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研究分担者 |
小島 一恭 湘南工科大学, 工学部, 教授 (60361391)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 植物の生育診断 / アコースティック・エミッション / エレクレット / IoTデバイス / 活動モニタリング / 環境影響評価 / 植物 / エレクトレット |
研究開始時の研究の概要 |
植物に関する環境影響評価の取り組みとして,植物体が発する超音波領域のアコースティック・エミッション(AE)を用いた植物の活動モニタリング技術の可能性を探る。まず、柔軟に変形可能なエレクトレットセンサ(ECS)を用いて、多様な植物に取付可能なAEセンサを開発する。そして、AE発生挙動と従来の環境モニタリング情報を用いて、植物の活動状態を可視化できる革新的な植物の活動モニタリング技術を創出する。同時に、活動モニタリングにより環境変動が植物の活動状態に及ぼす影響を数値化することで環境影響評価を行い、植物の生育管理にフィードバックして、植物AEを用 いた活動モニタリングの有用性を検討する。
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研究成果の概要 |
複雑な形状の幹においても密着可能で,植物AEを検出可能なAEセンサを開発し,取り付ける茎の大きさや硬さに関係なく植物AEを検出可能であることを実証した。ソーラーセルやバッテリーと組み合わせた自立駆動型AE装置を製作し,いつでもどこでも植物AE測定が可能なIoPデバイスを開発し,無電源で長期間の植物AE測定が可能であることを実証した。さらに,植物AEの発生挙動と環境変動を可視化することで植物の活動モニタリングを行い,植物の環境影響を数値化することで,植物AEを用いた活動モニタリングの有用性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、植物のさまざまな部位にAEセンサ(ECS)を取り付けられ、いつでもどこでも活動モニタリングの根幹となるAEデータが常時計測(植物の活動モニタリング)できるようになるAE発生数の挙動は、植物の活動状態を視覚的に理解しやすいデータであり、様々な場所における活動モニタリング情報を共有し、環境との関連を探ることで、環境影響評価としての利用を促進できる。
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