研究課題/領域番号 |
19H04360
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
伊地知 紀子 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (40332829)
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研究分担者 |
瀬戸徐 映里奈 近畿大学, 人権問題研究所, 講師 (00822719)
洪 ジョンウン 大阪公立大学, 人権問題研究センター, 特任助教 (10882194)
櫻田 涼子 育英短期大学, その他部局等, 准教授(移行) (30586714)
松田 素二 総合地球環境学研究所, 研究部, 特任教授 (50173852)
芹澤 知広 天理大学, 国際学部, 教授 (60299162)
加藤 敦典 京都産業大学, 現代社会学部, 准教授 (60613750)
伊藤 まり子 京都外国語大学, 国際言語平和研究所, 客員研究員 (70640887)
中川 加奈子 追手門学院大学, 社会学部, 准教授 (80782002)
古川 彰 関西学院大学, 特定プロジェクト研究センター, 客員研究員 (90199422)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 東アジア / 移動ネットワーク / 創発的紐帯 / 生活圏 / 共同体 / 共同性 |
研究開始時の研究の概要 |
19世紀末以降の東アジアでの社会変動にともなう移動の質的変化について、韓国・日本・ベトナム・マレーシア・ネパールでの移動の具体像を時代背景とともに明らかにする。その際、人びとが経験してきた移動、分断、喪失、連帯をめぐる紐帯の生成と変容を主軸とし、関係・ネットワークの形成、扶助・紛争をめぐる共同性、衣食住をめぐる実践の事例を蓄積し比較分析する。これらを通して、歴史変化のなかで各地に生じた移動形態の多様化とそこから創り出される紐帯を村レベル・都市レベル・国家レベル・世界レベルから考察し、移動にともなう生活世界の変容と再編の個別性と遍在性を明らかにする。
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研究成果の概要 |
東アジアにおける政治や経済変化、紛争の影響による生活環境の変化により、人びとが営む日常における紐帯の切断及び変容を捉えながら、紛争と再生、ケアとキンシップ、信仰と帰属、環境と市場経済という4系から、生活圏の変容と再編を複眼的に示すことができた。 研究期間にCOVID-19感染拡大が重なったことにより、計画の様々な部分についてかなりの調整をしながらの実施となったが、定期的な文献研究会を実施し、関連する研究会との共催や、国際セミナー、国内外の研究者との研究交流やフールドワークにより、研究展開について各自の調査研究にかかる新たな視点を見出すことができ、研究成果の報告や論文・書籍の刊行が可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
19世紀末以降の東アジアでの社会変動にともなう移動の質的変化について、韓国・日本・ベトナム・マレーシア・ネパールでの移動の具体像を時代背景とともに、異動に伴う分断、喪失、連帯をめぐる紐帯の生成と変容を主軸とし、関係・ネットワークの形成、扶助・紛争をめぐる共同性、衣食住をめぐる実践の事例を蓄積し比較分析した。 これらを通して、歴史変化のなかで各地に生じた移動形態の多様化とそこから創り出される紐帯を村レベル・都市レベル・国家レベル・世界レベルから考察し、移動にともなう生活世界の変容と再編の個別性と遍在性を明らかにすることを試みた。
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