研究課題/領域番号 |
19H04369
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
三沢 伸生 東洋大学, 社会学部, 教授 (80328640)
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研究分担者 |
長澤 榮治 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (00272493)
加藤 博 一橋大学, その他部局等, 名誉教授 (10134636)
岡井 宏文 京都産業大学, 現代社会学部, 准教授 (10704843)
店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 名誉教授 (20197502)
臼杵 陽 日本女子大学, 文学部, 教授 (40203525)
長谷部 圭彦 東京大学, 東洋文化研究所, 特任研究員 (60755924)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | イスラーム / 回教 / アジア主義 / タタール / アーカイブ / データベース / 史資料 / イスラーム主義 / データべース / 写真 / 画像 |
研究開始時の研究の概要 |
地域研究の進展にともない、従前まで看過されてきた日本と世界を結節する様々な研究が進展しているなかで、本研究は、戦前・戦中期の日本の回教政策とは何であったのかを解明するために、その重要資料である大日本回教協会(1938-45)旧蔵写真資料について、そのデータベースを構築・運営してきた早稲田大学イスラーム研究機構プロジェクトの終了を受け、その成果をさらに昇華させ、当該画像資料の徹底的な実態分析して、アーカイブを構築することである。そのために多くの国内外の研究協力者を迎えて研究ネットワークを組織し、本写真資料について徹底した補完資料の探索・分析を国際共同研究によって進めることを計画している。
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研究成果の概要 |
戦前・戦中期の日本の回教政策とは何であったのかを解明するために、その重要資料である大日本回教協会(1938-45)旧蔵写真資料について、従来までの資料分析結果をさらに昇華・綿密なる分析と情報の整理を行い、アーカイブ構築の基盤を確立した。予期せぬコロナ禍蔓延にともなう障害が生じたものの、この作業のため日本人研究者だけでなく、トルコ・アメリカ・スイスなど海外の研究者たちも含めて、研究ネットワークを組織し、国際共同研究を実施して、同資料の徹底的分析・情報抽出を行うことができた。さらに大川周明関係資料などの補完資料との連携の可能性を示し、将来的な回教政策についての国際的研究の基盤を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロジェクトに参画する国内外の研究者を交えてのオンラインでの研究ネットワークを介しての共同調査・分析により、早稲田大学図書館のHP上に格納される「大日本回教協会(1938-45)旧蔵写真資料」につき、被写体人物・撮影場所・撮影時期などの諸項目につき、従前の記録の誤りの補正、不明情報の特定作業に成果を上げ、学術的に意義深いアーカイブ化の土台作業を確立することが出来た。またコロナ禍による遅延が発生したものの、海外研究協力者を日本に招聘しての共同調査と国際シンポジウムの開催、トルコにおける国際ワークショップの開催により、交際共同研究の連携を推進し、論集の刊行を通して研究成果の社会還元も進められた。
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