研究課題/領域番号 |
19H04373
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
宇佐見 耕一 同志社大学, グローバル地域文化学部, 教授 (50450458)
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研究分担者 |
額田 有美 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 助教 (20838528)
松久 玲子 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (40239075)
北條 ゆかり 摂南大学, 国際学部, 教授 (40263032)
村上 勇介 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (70290921)
柴田 修子 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70573707)
坂口 安紀 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター, 主任調査研究員 (80450477)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 国際人権レジーム / ラテンアメリカ / 女性 / 移民 / 先住民 / 高齢者 / 民主主義 / アルゼンチン / ペルー / ベネズエラ / 子ども / レジーム・コンプレックス / 社会保障 / フェミニズム / アフリカ / ポスト新自由主義 / 家事労働者 / 社会的弱者 / 人権レジーム / 同棲者の権利 / メキシコ新政権 / 反政府ゲリラ / コロンビア / 人権 / 政治学 / 人類学 / 社会学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、以下の3点を解明することを目的とする。第1に国際的・地域的人権レジームを反映して、各国レベルで低所得層、移民労働者、先住民、女性等社会的弱者の権利を保護するためにどの様な制度や政策が制定されたのか。 第2に21世紀に入り反グローバル化言説が強まる中で、それがどの様に変容しているのか。第3にそうした政策や制度の持つ実効性がどの程度あり、どの様な問題が残されているのか、またその背景にどの様な要因があるのか。分析する時期は、1990年代の新自由主義改革を経てその政策の見直し、さらに再度のゆり戻しが起こっている現状を対象とする。
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研究成果の概要 |
現代ラテンアメリカには様々な人権問題が存在している。本研究会では、人権を自由権のみならず、各種社会権に関しても分析の対象とした。先行研究では、権利の視点から人権とそれに関する政策の研究が増加しているが、それらは一国研究が多くを占めている。これに対し本研究では一国研究から視野を広げ、国際人権レジームがラテンアメリカ各国の人々の人権を如何に保護しているのか、あるいはその限界という課題に取り組んだ。対象国は、メキシコ、コスタリカ、ペルー、アルゼンチン、ベネズエラ、対象も女性、移民、先住民、政治的権利、高齢者の権利である。国際人権レジームの現状は、宣言的性格が強いが、各国の政策に影響を及ぼしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、それまで一国研究で自由権が主たる研究対象であったラテンアメリカの人権研究に関して、国際人権レジームという分析の視点を取り入れた点である。ラテンアメリカにおける人権の保護に関る諸制度の整備と実践は、一国レベルで実施されてきた。他方自由権および社会権の保護に関する国際的、またラテンアメリカ地域における条約や宣言からなる国際人権レジームが成立している。本研究では、国際人権レジームが実質的に各国の人々の人権を如何に保護する機能を果たしているのかを実証的に検討している。本研究では、国際人権レジームは主として宣言的な役割を果たしているが、各国の制度形成へも一定の影響をがあることが判明した。
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