研究課題/領域番号 |
19H04384
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
杜 国慶 立教大学, 観光学部, 教授 (40350300)
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研究分担者 |
佐藤 大祐 立教大学, 観光学部, 教授 (20405616)
五艘 みどり 帝京大学, 経済学部, 准教授 (00508608)
鄭 玉姫 浜松学院大学, 現代コミュニケーション学部, 准教授 (80742163)
李 崗 多摩大学, グローバルスタディーズ学部, 専任講師 (60832657)
板垣 武尊 和洋女子大学, 国際学部, 助教 (40846763)
澁谷 和樹 立教大学, 観光学部, 助教 (10846455)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | スマート・ツーリズム / 情報通信技術 / 観光者 / 観光行動 / ビッグデータ / 観光情報 |
研究開始時の研究の概要 |
ICTが発達する今日において、ヨーロッパは1999年にもCRUMPETというプロジェクトを立ち上げ、立地情報と情報の個人化を統合した情報提供サービスを試みた。観光大国のイタリアと米国では、VR技術が活用され、歴史文化遺産の歴史再現や国立公園の保護に重要な役割を果たし、観光に新たな資源と可能性を創出している。本研究はスマート・ツーリズムという枠組みで、情報通信技術の革新的な発達による観光の変容を考察する。情報伝達のリアルタイム性による観光者と観光地域の関係、観光情報個人化による観光行動の変化、観光者同士の情報コミュニティ形成と観光者役割変化を、解明する研究である。
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研究成果の概要 |
本研究は観光実態の新たな変化に注目し、スマート・ツーリズムという枠組で、ICTの革新的な発達による観光の変容を考察した。日本国内だけでなく、中国、韓国、イタリア、カンボジアなどの国々を事例として、情報伝達のリアルタイム性による観光者と観光地域の関係、観光情報個人化による観光行動、観光者同士の情報コミュニティ形成と観光者の役割変化について研究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スマート・ツーリズムという概念と枠組は2014年以降、英文の学術雑誌で提唱されたが、日本ではまだ重要視されていない。日本ではICTの研究が進んでいるにも関わらず、2017年の国や自治体の情報提供効果を示す「国のブランド戦略」はWEFの評価で42に陥っている。その理由として、日本ではICTに関する研究も実践も蓄積してきたものの、観光者を注目したICTの利用状況には着眼しなかったからであった。本研究は、こうした日本の観光状況そして海外の先進事例を念頭に置いて進め、その結果を世界の観光研究の発展に位置付けようと努力した。観光情報発信のリアルタイム化と個人化に伴って現れた観光の変容を把握した。
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