研究課題/領域番号 |
19H04409
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
石田 壽一 東北大学, 工学研究科, 教授 (20284581)
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研究分担者 |
藤山 真美子 東北大学, 工学研究科, 助教 (40638425)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 見える化 / エネルギー情報可視化 / エネルギマネージメント / アンビエントサイネージ / カーボンニュートラル社会実装 / 省エネ行動変容 / 暗黙知 / マイクログリッド / ローカーボン・キャンパス計画 / エネルギー見える化 / 没入型視環境 / VR検証評価 / 間接的便益 / AC/DCハイブリッドシステム / 見える化行動変容 / 実空間統合型情報装置 / 環境レジリエンス / スマートキャンパス / カーボンニュートラル / オープンデータ / キャンパス計画 / 没入型環境 / VR検証 |
研究開始時の研究の概要 |
東日本大震災を契機にエネルギー・リスク情報に対する社会的関心が高まったが、マス・ユーザー向けの情報インターフェースは、デジタルサイネージ等の平面的な情報提示にとどまり、本来担うべき教育・啓蒙的機能を果たしていない。本研究ではエネルギー情報可視化に共通の関心を持つシンガポール理工大学の研究者の協力を仰ぎ、同大学新キャンパス内EMSの情報表示手法を対象に、既往の形式知化されたエネルギー情報の可視化環境(デジタルサイネージ)に対する発展的知見として、人間の暗黙知領域の認知特性を包含した実空間と情報提示装置を統合したエネルギー表示環境について、実環境をフィールドに最適な整備手法と有効性を検証する。
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研究成果の概要 |
近年「見える化」というキーワードが多くのフィールドで注目されている。建築・都市分野では、主に環境工学・エネルギー分野等で、不可視情報を可視化する目的で使用されており、ユーザーにエネルギー情報等の提供を行い、省エネルギーや居住快適性につながる行動喚起を目的としている。本研究の成果は実空間統合形態に基づくユーザー没入型エネルギー情報伝達環境の整備手法を研究することにより、都市・建築環境のユーザーに省エネ行動を喚起し、再生可能エネルギー利用の促進など、省エネルギーや居住快適性に対するリテラシー向上と脱炭素社会実現に資する環境整備手法を検証する点にある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、低炭素社会の実現に連携した都市・建築環境のスマート化に伴い、利用者の環境配慮行動を促すためのエネルギー情報可視化技術の普及が希求されているが、同技術の適用事例の多くは利用者属性や建築空間の特性とは独立した情報端末の設置に留まる。 本研究の意義は、技術発展と共に凡常化し、建築空間で無意識化されたエネルギーと人のインターフェース・デザインに着目し、建築空間とエネルギー情報可視化の統合設計によって再構築をはかるべく、実環境設計を通じてこれを検証し、次世代型の脱炭素型社会実現に資する設計方法論上の新たな知見獲得を目的とする点に認められる。
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