研究課題/領域番号 |
19H04422
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小池 聖一 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (70274024)
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研究分担者 |
中生 勝美 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (00222159)
柳瀬 善治 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (10782328)
平下 義記 広島経済大学, 経済学部, 准教授 (20780810)
川野 徳幸 広島大学, 平和センター, 教授 (30304463)
掛江 朋子 広島大学, 人間社会科学研究科(国), 准教授 (30728019)
楊 小平 東亜大学, 人間科学部, 客員研究員 (30736260)
永井 均 広島市立大学, 付置研究所, 教授 (40347620)
王 勁草 熊本大学, 大学教育統括管理運営機構附属多言語文化総合教育センター, 特任講師 (70827518)
石田 雅春 広島大学, 75年史編纂室, 准教授 (90457234)
繁沢 敦子 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (90779307)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 原爆報道 / メディア / 平和 / 継承 / 検証 / 原水爆禁止運動 / 原爆白書運動 / マスコミ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、被爆者の存在なくしては成立しえなかった時代から高齢化が進み被爆者が「0」人となる近未来への過渡期にあるなかで、記憶と継承だけでなく、持続発展可能な学問分野として「原爆報道」を学術的に再編成させることを目的としている。 取材から編集、掲載までの過程を明らかにし、原爆・被ばくの実態がジャーナリズムを通じて、いかに解釈・加工・社会化されたのかを検証し、継承の手段として確立する方向性を学術的に分析する。本研究は、最終的に広島という地域特性と不可分かつ固有の平和を定義するものと考えている。
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研究成果の概要 |
2022年6月12日にペンシルベニア州立大学のM.Susan.Lindee教授を招き、国際シンポジウム「原爆報道」の歴史的検討を開催した。また、2023年3月に、研究代表者・分担者による11論文から構成される最終報告書を『原爆報道の研究』(現代史料出版、2023年3月、ISBN978-4-87785-384-6)として学術論文集として刊行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究報告書として刊行した『原爆報道の研究』は、最初の原爆報道に関する総合的な学術研究書であるとともに、これまでの先行研究を大きく訂正する内容を持った論文集である。これまでの原爆報道、原水爆禁止運動、原爆白書運動について先行研究を大きく修正するとともに、被爆者を埋葬した似島問題等、これまで等閑に付されていた問題についても実態を明らかにするなど、学界に問題を提起するとともに、大きく学問的に進展させる内容となった。
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