研究課題/領域番号 |
19H04459
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
神 隆 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (80206367)
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研究分担者 |
精山 明敏 京都大学, 医学研究科, 教授 (70206605)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 生体の第2光学窓 / 近赤外 / 短波赤外 / 蛍光 / 生体イメージング / 分子イメージング / 乳がん / 生体の第2光学窓 / 生体蛍光イメージング / 非侵襲生体イメージング / インドシアニングリーン / 蛍光イメージング / 深部イメージング / 細胞状態操作 / 蛍光プローブ / がん / 第2光学窓 |
研究開始時の研究の概要 |
短波赤外領域の光(波長1-1.4um、生体の第2光学窓)は、細胞、組織、臓器、さらには個体レベルで細胞状態を非侵襲で可視化、操作するのに非常に適している。その第一の理由は、可視、近赤外の光に比べて数倍エネルギーが低いため光照射によるダメージが少なく、長時間でのイメージング、光操作が可能なこと。第二の理由は、生体組織による光吸収が少なく透過性に優れており、また組織中での光散乱が少なくなるため、従来法に比べ格段に鮮明な深部蛍光画像が得られることである。本研究では、ヒトでの病態光診断を目指した生体の第2光学窓における個体中での、細胞、組織、臓器の非侵襲ライブイメージング技術の開発をおこなう。
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研究成果の概要 |
短波赤外領域の光(波長1-1.4ミクロン、生体の第2光学窓)は、細胞、組織、臓器、さらには個体レベルで細胞状態を非侵襲で可視化、操作するのに非常に適している。その第一の理由は、可視、近赤外の光に比べて数倍エネルギーが低いため光照射によるダメージが少なく、長時間でのイメージング、光操作が可能なこと。第二の理由は、生体組織による光吸収が少なく透過性に優れており、また組織中での光散乱が少なくなるため、従来法に比べ格段に鮮明な深部蛍光画像が得られることである。本研究では、ヒトでの病態光診断を目指した「生体の第2光学窓における個体中での、細胞、組織、臓器の非侵襲イメージング技術」の開発をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳がんは15才から60才代女性のがんの罹患率第1位で、その死亡者数は近年増加傾向にあります。大きさ1cm以下の早期乳がん(リンパ節転移なし)は切除手術により、ほぼ確実に治癒できます。そのため乳がんを早期に検出する技術は、乳がん治療において非常に重要です。現在、乳がんの検査法として、マンモグラフィーや超音波診断が用いられていますが、これらの方法では早期乳がんを検出し確定診断することは困難です。本研究は、世界に先駆けて、ヒトでの早期乳がんを短波赤外蛍光で非侵襲イメージングする技術を開発するものであり、乳がんの診断・治療において大きな貢献が期待できます。
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