研究課題/領域番号 |
19J00101
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
平木 剛史 大阪大学, 基礎工学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 拡張現実感 / プロジェクションマッピング / デジタルファブリケーション / ソフトロボティクス |
研究開始時の研究の概要 |
映像の重畳と同時に、その投影光によって実物体の形状・反射特性を制御可能なプロジェクションマッピング技術を構築することで、現実拡張型情報提示技術の創出を目指す。 反射特性や形状を変化させることができる投影対象の実物体と、その制御が可能な映像を投影するプロジェクタの双方の設計論を探求する。 反射特性制御は、外部刺激で色が変化するクロミックインクを印刷した投影対象の実物体を、不可視光源を持つプロジェクタの投影光で制御、発色させることで、変形制御は、柔軟な形状の変化を制御可能なソフトロボット技術を用いた投影対象の実物体を、プロジェクタの投影光によって動作制御することで実現する。
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研究実績の概要 |
昨年度に引き続いて、多波長光源を用いた紫外線投影 / 熱投影が可能なプロジェクタの開発と、熱投影による液相-気相転移アクチュエータの駆動制御に取り組むと共に、研究計画に沿う形で3Dプリンタを用いた物体とインクの同時出力によるクロミックインク塗布手法の構築と、新規な液相-気相転移アクチュエータを用いたソフトロボットの設計、作製手法について研究に取り組んだ。 紫外線投影が可能なプロジェクタの開発については、DLPプロジェクタに紫外光源を追加して実現するべく開発を進めているが、昨年度に投影光の強度不足が明らかとなった。そこで、高出力光源を用いたプロジェクタシステムについて新規に設計、開発を継続している状況である。また、赤外光源の追加による熱投影については、これを用いた液相-気相転移アクチュエータの選択的な加熱によるソフトロボット制御手法について、トップ国際論文誌で発表を行った。 3Dプリンタを用いた物体とインクの同時出力によるクロミックインク塗布手法の構築については、光造形式の3Dプリンタで使用される紫外線硬化型樹脂に双安定性のサーモクロミックインクであるパイロット社のフリクションインクを混合、硬化させる形での手法を検討した。3Dプリンタで作製した升目構造に樹脂を注入、硬化させることで、フルカラーのボクセル構造を有する立体構造の造形を実現し、また熱投影システムを用いた消色制御と冷却による再発色が可能であることを確認した。 新規な液相-気相転移アクチュエータを用いたソフトロボットの設計、作製手法については、弾性変形が可能、かつ小型の構造で液相-気相転移アクチュエータを製造する手法について新たに構築した。これにより、直径が5mm程度と小型であるにも関わらず、弾性変形により初期の大きさの860%まで膨張、変形することが可能な液相-気相転移アクチュエータを実現した。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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