研究課題/領域番号 |
19J00262
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
松川 雅信 関西大学, 東アジア文化研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本思想史 / 日本近世史 / 儒教 / 朱子学 / 『家礼』 / 葬祭儀礼 / 儒礼 / 闇斎学派 / 東アジア / 近世日本 / 藩主 / 儒葬 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、これまで殆ど注目されてこなかった、近世日本における儒教儀礼の受容・展開の実態を、主に文献資料に基づいて明らかにしようとするものである。特に、東アジア=漢字圏で強い影響力を有した朱熹『家礼』を主な素材とする。そうすることで、近世日本の諸文化を東アジア=漢字圏のなかに位置づけるとともに、儒教に対する従前の理解の大幅な刷新を目指している。
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研究実績の概要 |
本研究は、朱熹が著した冠婚葬祭礼の実践手引書『家礼』をはじめとする儒教儀礼の、近世日本での受容・実践の様相を明らかにしようとするものである。 本年度最大の成果は、2020年に勉誠出版より刊行した単著『儒教儀礼と近世日本社会―闇斎学派の『家礼』実践』が学界において高い評価を得たことである。具体的には、『ヒストリア』『史学雑誌』『日本思想史学』『宗教研究』『日本経済思想史研究』『立命館史学』『日本思想史研究会会報』『東アジアの思想と文化』にそれぞれ書評が掲載された。また、第15回立命館白川静記念東洋文字文化賞奨励賞、第15回日本思想史学会奨励賞、第7回中村元東方学術奨励賞をそれぞれ受賞した。 そのほか今年度には、論文3本(「崎門派”家礼”実践与近世日本社会」「昭和戦前期の山崎闇斎研究と植民地朝鮮―阿部吉雄をめぐって」「明清聖諭と儒教思想―殷暁星著『近世日本の民衆教化と明清聖諭』に寄せて」 )が国内外の学会誌に掲載された。加えて、未だ刊行されてはいないものの、本年度に学会誌に投稿し、査読を経て既に掲載が決定している論文などもいくつかある。 総じて、今年度は順調に研究が進展したといえる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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