研究課題/領域番号 |
19J00396
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 東京工業大学 (2020-2021) 国立研究開発法人理化学研究所 (2019) |
研究代表者 |
六車 共平 東京工業大学, 物質理工学院, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 抗体 / ペプチド / ルテニウム / 化学修飾 / 触媒反応 / タンパク修飾 / 抗体修飾 / 生体関連分子 / Fc受容体 / 金属触媒 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では生体内においても利用可能な抗体修飾反応を開発し、抗体の化学修飾によりFc 受容体への親和性を改変することをめざす。ペプチドと遷移金属を組み合わせることで、生体内抗体修飾反応の基盤を確立する。生体内における化学反応は、生体内安定性と標的分子に対する反応性をコントロールする必要があるため、種々の条件を最適化することで、生体内での抗体の化学修飾を実現する。最終的に、細胞系や動物系で本反応の有用性を証明し、疾患治療や分子イメージングへとつながる基盤技術としての開発をめざす。
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研究実績の概要 |
抗体Fc部位を選択的に化学修飾することにより、抗体のFc受容体への親和性の改変に基づいた生体内抗体の機能制御を目的とし、生体内に適用可能な抗体修飾反応の開発をめざした。2021年度は、ヒト血清アルブミン(HSA)を核とするキャリアー分子とルテニウム触媒との複合体およびp-アミノベンジルフルオリド構造を有する反応基質を利用したがん細胞修飾反応をマウス体内で行い、本結果を研究成果として学術誌(Chem. Sci. 2021, 12, 12266)に報告した。この報告は、比較的不安定なルテニウム触媒をHSAと複合体を形成させることにより安定化し、生体内で利用できることを示したものであることに加え、ルテニウム触媒ーp-アミノベンジルフルオリドの触媒系が、抗体修飾反応に利用可能であることを示唆した。次に、抗体修飾に利用するために抗体結合ペプチド構造をルテニウム触媒に導入した化合物を合成した。10ステップの合成経路で、複数種類の誘導体を合成することに成功した。合成した触媒ペプチドはヒト血清アルブミンに対する結合能を示し、HSA複合体を形成することによって触媒の安定化作用が発揮されることが示唆された。また、単純な基質を用いたモデル実験では有意な基質変換能力を示した。すなわち、昨年度開発したp-アミノベンジルフルオリド構造を有する反応基質を用いたタンパク修飾反応により抗体修飾に利用できるものであり、生体内抗体修飾反応の基盤を確立することに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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