研究課題/領域番号 |
19J00583
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 順天堂大学 (2020-2021) 新潟大学 (2019) |
研究代表者 |
白川 公亮 順天堂大学, 医学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | オステオポンチン / 肺線維化 / 心筋梗塞 / 心腎連関 / 急性腎不全 / マクロファージ |
研究開始時の研究の概要 |
肥満や加齢は心血管疾患の危険因子である。肥満や加齢に伴い健常者や若齢に比較して免疫機能が大きく変容することが分かっているが、これら免疫機能の異常が心血管疾患に与える影響は明らかではない。本研究は心筋梗塞後の組織修復不全がもたらす慢性心不全発症の機序解明とその治療法の開発を免疫学的に研究する。
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研究実績の概要 |
申請者はオステオポンチンという炎症性物質に関する研究を進めてきた。特発性肺線維症、気管支喘息の肺リモデリングや強皮症などの肺線維化にオステオポンチンは重要な役割を持っている。しかし、オステオポンチンを産生する細胞やその機能に関しては明らかでない点が多く、オステオポンチン遺伝子をコードするSpp1のEGFPノックインレポーターマウスを用いてオステオポンチン産生細胞を同定した。Spp1-EGFPノックインレポーターマウスにブレオマイシンを投与して肺でオステオポンチンの転写活性が上昇する細胞をソートし、肺線維芽細胞のプライマリーカルチャーとボイデンチャンバーを用いて共培養するとオステオポンチンを産生するサブセットとの共培養で筋線維芽細胞への分化が誘導された。また、オステオポンチン産生細胞をソートしてRNAseqや質量分析を組み合わせたマルチオミクス解析を実施するとオステオポンチンを高度に産生する細胞はオステオポンチン以外にある種のマトリックスメタロプロテアーゼの発現が高度に上昇していることが分かった。オステオポンチンの転写活性が上昇した細胞を、オステオポンチン欠損マウスに経気管的に移入すると肺の線維化が局所的ではあるが惹起された。また好中球をはじめとした免疫細胞の高度浸潤を認めた。現在はシングルセルRNAseq解析を併用し、オステオポンチンを高度に発現する細胞を同定し、その分化/制御機序の解明を行っている。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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