研究課題/領域番号 |
19J00745
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
西田 帆那 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | エピゲノム / ヒストン修飾 / DNAメチル化 / イネ / 胚乳 / 遺伝子発現制御 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では胚乳特異的な遺伝子発現に関与するエピジェネティック制御因子を同定する。また、DNAメチル化やヒストン修飾といった各エピゲノムが相互に制御し合っている可能性を検証する。加えて、chromatin accessibilityと転写因子の結合部位を同定することにより転写因子-ゲノム-エピゲノムの相互作用を明らかにする。これらの結果を組み合わせることによって、イネ胚乳の物質貯蔵に関わる複合的な遺伝子発現制御ネットワークの解明を行う研究である。
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研究実績の概要 |
本研究はイネ胚乳の複合的な遺伝子発現制御ネットワークを解明するために、遺伝子発現に関与するエピジェネティック制御因子を同定することを目的としている。 H3K9me2は遺伝子発現抑制に働くことが示唆されており、胚乳では胚乳特異的発現遺伝子のH3K9me2が除去されると考えられる。これまでに、イネゲノムからシロイヌナズナのヒストンH3K9脱メチル化酵素であるIBM1 のホモログを同定し、ノックアウト体を作出した。ノックアウト体を用いてChIP-seqを行いヒストン修飾のパターンを検出するとともに、RNA-seqを行いトランスクリプトームへの影響を調査した。野生型とノックアウト体におけるヒストン修飾パターンを比較した結果、両者に明確な違いは観察されなかった。 DNAメチル化は遺伝子発現制御やトランスポゾンのサイレンシングなどに重要である。シロイヌナズナではDRM2、CMT2および CMT3が非CGメチル化を制御することが知られている。イネのCMTの機能を明らかにするため、OsCMT2およびOsCMT3のノックアウト体を作出して全ゲノムバイサルファイトシーケンスを行いゲノムワイドなDNAメチル化への影響を検証するとともに、既報のosdrm2変異体のメチロームとの比較を行った。その結果、イネのCHGメチル化は主にOsCMT3によって制御されることが示唆された。また、シロイヌナズナでCHGとCHHメチル化に関与すると考えられていたCMT2は、イネではCHGメチル化にほとんど関与せず、CHGメチル化のみに関与すると考えられてきたCMT3が、イネでは長いトランスポゾンのCHHメチル化にも関与していることが明らかになった。以上の結果から、CMTは双子葉類と単子葉類の間で保存された機能を持つともに、イネに特有の役割を有している可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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