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X線で探る銀河団進化への非熱的現象の影響

研究課題

研究課題/領域番号 19J01075
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
審査区分 小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
研究機関広島大学

研究代表者

内田 悠介  広島大学, 理学研究科, 特任助教

研究期間 (年度) 2019-04-25 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード銀河団 / X線
研究開始時の研究の概要

銀河団は宇宙最大の天体であり、衝突合体を繰り返しながら成長をしている。この成長を知ることは宇宙の成長を知ることと同等である。申請者は、衝突合体に伴うエネルギー散逸に着目し、X線を用いることで銀河団進化について研究する。軟X線による銀河団プラズマの温度の測定から運動の様子や構成物の状態を解明することを目指す。また、加速粒子による放射の密度を測定し、加速粒子の密度や磁場の様子を探る。

研究実績の概要

銀河団の非熱的現象を解明することで、宇宙がどの様に進化しているのかを理解することを目的として研究を行った。本年度は、過去のX線天文衛星すざくに搭載された硬X線検出器のデータ解析を行った。銀河団は数keVの温度であり、熱的に明るく輝く。しかし、銀河団内部には衝突合体により生じた加速粒子による放射が存在していると考えられている。この放射が非熱的放射であり、数10 keVと熱的放射より高いエネルギーで検出される。この様な放射は非常に稀であるため、検出器のバックグラウンドによりその検出限界が決定される。硬X線検出器のバックグラウンドデータの正しさを検証するべく、何も天体の存在しない領域の解析を行った。また、軌道上での衛星の位置や太陽の情報などからバックグラウンドが変わることから、機械学習といった統計的手法によりより良い精度でのバックグラウンドの決定が行えないか研究を行った。
さらに、銀河団周辺に存在する希薄なガスであるWarm Hot Intergalactic Mediate (WHIM)に関する研究を行った。このガスは銀河団よりも低温であり、その存在を決定するためにはより性能の良い分光器が必要となる。次期X線天文衛星XRISMに搭載される主検出器がX線マイクロカロリメータであるResolve検出器によりどの様な観測が重要となるかその観測提案を行った。また、公開されている宇宙形成シミュレーションデータを用いて、今後どの様にWHIMが検出されるのかを調べることを目的として、WHIMの存在する領域での温度分布や密度分布などを求めた。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2019 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] ひとみ衛星搭載軟ガンマ線検出器の観測結果2019

    • 著者名/発表者名
      内田悠介
    • 学会等名
      第2回MeVガンマ線天文学研究会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] Polarization observation of the Crab Nebula by soft gamma-ray2019

    • 著者名/発表者名
      Yuusuke Uchida
    • 学会等名
      The cosmos at high energies: exploring extreme physics through novel instrumentation
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2019-05-29   更新日: 2024-03-26  

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