研究課題/領域番号 |
19J01080
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
増渕 あさ子 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 沖縄占領 / 米軍統治 / 軍事主義 / 移民 / 沖縄戦後史 / 沖縄占領史 / 冷戦史 / 軍事主義研究 / 医療史 / トランスパシフィック・スタディーズ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、米軍統治下沖縄における社会政策の再検討を通して、米軍統治および、1972年に実施された日本への施政権返還が沖縄にもたらした影響、そして「復帰」運動の意味を、社会福祉という最も住民の日常生活に密着した次元から捉え直すことを目的としている。また、沖縄における包括的な社会福祉制度の不在を補完するように機能していた沖縄内外、官民によって繰り広げられた様々な「救済」「援助」運動を合わせて検討することで、領導的主権に還元されえない米軍統治の多重的・多層的な諸相を読み解いていく。
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研究実績の概要 |
今年度は、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大のため、予定していた海外調査を実施することができず、研究計画の大幅な見直しが必要となった。しかし、国会図書館での資料調査や、オンラインでの米軍・米国資料の調査、3月には沖縄での集中的なフィールドワークによって、必要最低限の資料収集をすることができた。 今年度は特別研究員としての採用最終年度であったため、研究のまとめと発信に特に力を入れた。国際学会での発表としては、2021年8月にInternational Convention of Asia Scholarsにて、2022年3月にAssociation for Asian Studies(いずれもオンライン)にて、それぞれ英語で発表を行い、他の報告者と議論を重ねた。国内発表としては、2021年12月に東京外国語大学国際日本研究センター主催の『東アジア連続講演会』にて、招待講演を行った。また、日本女性学研究会の近代女性史分科会で報告する機会を持ったり、社会福祉・社会事業専門の研究者と定期的に研究会を開くなど、自分自身の沖縄に関する研究を、他の研究領域と架橋すべく、様々な議論の場に積極的に赴いた。さらに2021年9月より、韓国の慶煕大学グローバル琉球研究センターの共同研究員として、共同研究プロジェクトを計画中である。 論文執筆も集中して行い、2022年3月には社会事業史学会の学会誌『社会事業史研究』と同志社大学グローバル・スタディーズ研究科の紀要論文『同志社グローバル・スタディーズ』にそれぞれ、投稿論文が掲載された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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