研究課題/領域番号 |
19J01267
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分64040:自然共生システム関連
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
西澤 文吾 国立極地研究所, 研究教育系, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 採餌行動 / 海鳥 / 重要海域 / アホウドリ / バイオロギング / 漁業 |
研究開始時の研究の概要 |
日本の沖合に分布する希少性の高いクロアシアホウドリを対象に、採餌における重要海域と漁業活動による影響が大きい場所を、バイオロギング技術を用いて明らかにする。動物装着型の小型ビデオ記録計によって、自然餌と漁業餌を特定し、それぞれの餌の採餌頻度を明らかにする。また,GPS記録計によって、自然餌と漁業餌を食べた場所での滞在時間をそれぞれ明らかにする。以上より,自然餌を頻繁に食べる海域と,漁業活動への依存度が高い海域を特定することで,特に保全の優先度が高い海域を抽出し、マップ化する。さらに,自然餌と漁業餌を食べた場所の海洋学的特徴を抽出し、それぞれの成立要因をハビタットモデリングによって明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は, 日本の沖合に分布する希少性の高いクロアシアホウドリを対象に採餌における重要海域と漁業活動による影響が大きい場所をバイオロギング技術(GPS記録計とビデオ記録計)を用いて明らかにすることである。具体的には詳細に記録された採餌行動から自然の餌を頻繁に食べる海域と漁業活動への依存度(漁業餌の採餌頻度と滞在時間)が高い海域を特定することで, 特に保全の優先度が高い海域を抽出し, マップ化する。さらに自然餌と漁業餌を食べた場所の海洋学的特徴を衛星・地理情報データから抽出し, それぞれの成立要因を明らかにする。令和3年度は, 2022年2-3月にかけて伊豆諸島鳥島で繁殖するクロアシアホウドリを対象とした野外調査を実施し, 育雛中の親鳥11羽にGPS記録計を装着し, 8羽からデータを回収した。ビデオ記録計による映像から, 多くの個体が死んで浮いている頭足類や魚類を食べていた一方で, 漁船との遭遇はほとんどなかった。これまでの3年分の野外調査データを利用した解析により, 次のことがわかった。1) クロアシアホウドリのコアエリア(高頻度利用海域)は, 鳥島から北側の伊豆諸島沿いの水深の浅い海域に形成された。2) コアエリアの分布は年によってやや異なり, 水温やクロロフィルa濃度との関連ははっきりしなかった。3) コアエリアの年変化は, 黒潮の年変動と対応している可能性があり, 黒潮の強流帯から離れた流れの緩やかな場所が死んで浮遊している頭足類や魚類の採餌に重要であることが示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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