研究課題/領域番号 |
19J01290
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分61050:知能ロボティクス関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
木本 充彦 慶應義塾大学, 理工学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 知能ロボティクス / ヒューマンロボットインタラクション / パーソナリティ / 性格特性 / 引き込み現象 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、人のロボットへの引き込まれ方と性格との関係性を明らかにし、対話の過程で人の性格に応じて動的に情報提供方法を調整するロボットシステムの実現を目的とする。まず、対話時に相手の発話や動作を無意識に模倣しようとする引き込み現象に着目し、人がロボットの言語・非言語情報にどのように引き込まれるのか、人の性格との関係性をモデル化する。次に、性格と引き込まれ方の関係性モデルに基づく人の性格推定手法を確立する。そして、推定される性格に応じてロボットの発話内容や対話展開を調整することで、人々の情報に対する関心を喚起するロボットの対話戦略を確立する。
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研究実績の概要 |
本年度は,前年度までに構築した人の性格を発話音声特徴量から推定するモデルを利用し,話し方から受ける人の性格に関する印象,見かけの性格を変化させるための発話支援システムを構築し,評価した.具体的には,スピーチ音声を入力としてその見かけの性格を推定し,発話者が希望する性格が反映されたスピーチを行う為に,どのように話し方を変化させればよいのか,アドバイス情報を提供するシステムを構築した.オフライン実験の結果,提案システムを利用することで,システムを利用せずにスピーチした場合と比較して,選択された性格特性らしいスピーチを行えることが明らかになった.またオフライン実験で得られたスピーチ音声の印象を評価するオンライン実験の結果,システムを利用して得られたスピーチ音声は,利用しない場合と比較してより自然に聞こえ,また,より好ましいと評価されることも明らかになった.他にロボットによる情報提供方法に関わる研究として,ロボットがモノに触れながら説明することの効果を検証する実験も行った.実験の結果,ロボットが説明対象に触れながら説明することで,人はロボットが説明対象をかわいいと感じているという印象受け,また同時に人が説明対象に抱くかわいいという感情が高まることが明らかになった.これらは,ロボットによる効果的な情報提供実現に向けて有用な知見である.成果発表として,本年度までに得られた成果を取りまとめ,複数の国際論文誌に採択された.
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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