研究課題/領域番号 |
19J01337
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
取出 欣也 東京大学, 生産技術研究所, 特別研究員(CPD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 水同位体 / データ同化 / Atmospheric River / Data assimilation / Water isotope |
研究開始時の研究の概要 |
Atmospheric River (AR; 大気の川)とは、大気において帯状に水蒸気を大量輸送し、川のように見える現象を指す。本研究は、ARの関わる豪雨の予測改善のために、ARの豪雨に果たす役割を水同位体比という指標に着目して明らかにすると共に、衛星から観測データを用いてARの予測位置精度を向上させることを目的とする。加えて、それらの成果を地域気象モデル内の水同位体比の豪雨中における循環の改善に適用し、さらなる豪雨予測の向上へと繋げる。
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研究実績の概要 |
本研究課題では、大気における大規模水蒸気輸送に着目し、豪雨の予測改善に向けた研究を行った。水蒸気の中に含まれる重い水同位体に着目し、最新の衛星観測を用いて気象予測の改善を目指した。まず、理想実験において水同位体比を同化することで対流圏中層において風速、比湿、温度場が10%以上改善することを示した。次に、実際の観測データを同化するため、気象モデルとの間に存在する気候/短期予測バイアスの季節性や地域性について、現地観測も用いて詳しく明らかにした。次に、衛星観測からバイアスを取り除き、衛星の観測演算子をデータ同化システムに組み込むことで実際の観測を用いた同化実験を行い、水蒸気同位体比が大気場や降水量の予測改善に繋がることを示した。また、大気において帯状に水蒸気を大量輸送する大気の川に関しても、熱帯と中緯度のそれぞれの運動による影響を明らかにし、予測精度の改善の可能性を示した。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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