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植物特異的な細胞分裂様式を担う微小管構造形成機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19J01358
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
審査区分 小区分44030:植物分子および生理科学関連
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

佐々木 武馬  国立遺伝学研究所, 遺伝形質研究系, 助教

研究期間 (年度) 2019-04-25 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードフラグモプラスト / 細胞質分裂 / カタニン
研究開始時の研究の概要

植物は細胞板形成により細胞質を二分する独自の分裂様式を進化させてきた。この分裂様式では植物特有な微小管構造フラグモプラストが中心的な役割を担う。フラグモプラストは細胞板形成に機能する重要な因子であるが、その形成機構の理解は断片的である。この原因として
①フラグモプラスト形成に必要な因子の同定が不十分な点
②分・秒単位で変化する構造を高解像度で観察することが必要となり技術的な障壁がある点
が挙げられる。
本研究では新規に同定したフラグモプラスト形成にかかわるタンパク質の解析を、二光子CSU顕微鏡、光遺伝学的手法といった最新のイメージング技術を用い実施することで植物独自の分裂様式を分子的に理解する。

研究実績の概要

本研究は植物に特有な分裂様式の分子的な理解を目指します。植物は細胞板を形成することで細胞質を二分します。細胞板の形成時には、植物特異的な細胞分裂時の微小管構造「フラグモプラスト」が形成され分裂面に細胞板成分を輸送します。フラグモプラストは植物特異的な微小管構造であり、その形成過程の理解は十分ではありません。本研究では植物細胞に特有なフラグモプラスト制御因子の一つである「CORD」の解析により実施しています。
本年度は主にドイツ・チュービンゲン大学における共同研究を実施致しました。当共同研究では、cord変異体の解析およびゼニゴケにおけるCORDの機能解析を進めました。
CORDの解析では、新たにフラグモプラスト形成において微小管切断因子カタニンがCORDと協調的に働くことを見出しました。本研究をまとめて、フラグモプラスト上ではCORDがカタニンをフラグモプラストの外縁部に補足し、フラグモプラスト微小管の長さを整えることで適切な細胞質分裂を遂行しているという結論に達しました。
ゼニゴケは原始的な陸上植物の一種であり、シロイヌナズナには7つあるCORD遺伝子がゼニゴケでは1つしかありません。ゼニゴケCORDの役割を変異体解析および局在解析により実施しました。結果、ゼニゴケでもシロイヌナズナと同様にCORDは植物特異的な分裂時微小管構造において働くことが明らかとなりました。今後は、シロイヌナズナと同様にゼニゴケ分裂細胞でもカタニンがCORDと協調的に機能しているかどうかを調査する予定です。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2019 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [国際共同研究] University of Tuebingen(ドイツ)

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] Microtubule dynamics regulated by a plant-specific protein family, CORD2020

    • 著者名/発表者名
      Takema Sasaki, Hiroo Fukuda, Yoshihisa Oda
    • 学会等名
      日本植物生理学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2019-05-29   更新日: 2024-03-26  

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