研究課題/領域番号 |
19J01416
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
廣本 由香 法政大学, 人間環境学, 特別研究員(PD) (90873323)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 環境運動 / 実践コミュニティ / 地域資源 / コミュニティ / 移民 / パイナップル / 地域農業 / 迷惑施設 / 生活環境史 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、沖縄で展開されてきた環境運動を日本の有機農業運動研究と環境運動研究に位置づけることである。沖縄県内でも八重山諸島(石垣島、西表島)を中心に生産者の生活実践、沖縄本島や首都圏近郊の卸売業者や販売業者との協同的活動から、なぜ八重山でパイナップルが減農薬栽培ないし有機栽培で生産されてきたのかを明らかにし、有機農業運動研究や環境運動研究を補助線に実証的研究を行う。こうした実証的研究から導き出される成果から、これまで捨象されてきた多様な形態をもつ「運動的なるもの」を分析し、社会運動論やグローバリゼーションと接点をもった「農業・食料社会学」の議論を展開する。
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研究実績の概要 |
採用第2年度目の研究は、沖縄・石垣島でのフィールド調査を重点的に実施することを計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大やコロナ対策によって、当初の計画通りには調査研究を進めることができなかった。その分、前年度のフィールド調査で収集した情報整理とデータ化の作業を進め、その分析データから理論研究との接合を試行していた。 研究成果として、第1に環境社会学会震災・原発事故特別委員会第1回研究例会「書評セッション」での コメント報告(2020年5月30日、オンライン開催)と、その報告をもとにした書評論文(環境社会学会『環境社会学研究』第26号)がある。第2に、第93回日本社会学会大会(2020年10月31日、オンライン開催)での自由報告がある。この報告では、石垣市陸上自衛隊配備反対運動と住民投票請求運動を事例に、石垣社会の地域コミュニティの諸問題を多角的に論じた。第3に、石垣市一般廃棄物処理施設立地をめぐる立地地域と行政間の対立と協働の過程と、二者間で締結された公害防止協定の言説をコミュニティ論から考察した論文がある。この論考は『環境社会学研究』(環境社会学会)に自由投稿論文として投稿し、現在は査読審査を経て修正の段階にある。 年間を通して、当初の計画を実行するのは難しい1年ではあったが、データ収集と整理・分析を地道に進め、その成果の発信を着実に行うことができた。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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