研究課題/領域番号 |
19J01567
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
|
研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
阿部 巧 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 特別研究員(PD)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | フレイル / 地域 / 交通行動 / 健康行動 / 地域差 |
研究開始時の研究の概要 |
フレイルの頻度(フレイルに該当する高齢者の割合)が高い地域と、低い地域が存在することが明らかになっている。しかし、その頻度の差を生じさせている要因についての知見は乏しい。そこで本研究は、都市部と農村部のデータを使用し、フレイルの頻度の地域差と関連する環境要因および健康行動を明らかにすることを目的とする。本研究から、フレイル予防のための地域環境づくりに寄与しうる要素を同定することが期待できる。
|
研究実績の概要 |
本研究課題では、フレイル該当率の地域差に着目し、その要因を個人因子と、個人の環境を取り巻く環境を含めた視点から探ることを目的とした。2019年度に実施した、居住地域別のフレイルの関連要因についての検討に続き、2020年度も地域特性に着目した検討をおこなった。主な成果は以下の2点である。 一つ目の成果は、居住地域ごとのフレイル高齢者の交通行動特性の違いを明らかにしたことである。この検討では、交通行動(歩行、自転車利用、自動車利用、公共交通機関の利用)が地域のよって、またフレイルの該当有無によってどのように異なるのかについて分析し、フレイル高齢者の交通行動の制限は、都市部に比べて郊外や農村地域で顕著になることを確認した。これら一連の結果をまとめた論文は、国際誌に掲載された( Abe et al., Int J Environ Res Public Health, 2020)。 二つ目の成果は、フレイル該当率に及ぼす因子として、フレイル予防につながる要因とフレイルからの改善に関連する要因を示したことである。この研究は農村地域をフィールドとして実施され、その両方に寄与する要因の一つとして、農作業をおこなっていることが抽出された。この結果の一般化可能性については、さらなる検討が必要であるが、農村部でのフレイル該当率の低下に寄与しうる知見が得られた。これら一連の結果をまとめた論文は、国際誌に掲載された(Abe et al., Maturitas, 2020)。
|
現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|