研究課題/領域番号 |
19J02048
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 京都外国語大学 |
研究代表者 |
白鳥 祐子 京都外国語大学, ラテンアメリカ研究所, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マヤ文明 / 植民地時代 / 考古学 / 歴史学 / 異分野融合 / 植民地地代 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は、これまで十分に研究されていなかった、16世紀初頭に始まるスペイン人による征服活動がマヤ社会に与えた影響を、17世紀末にスペインの軍門に降ったマヤ先住民であるイツァ族を研究対象として、考古学調査・理化学分析に文献史料を加えた異分野融合によって、その社会変容を明らかにする研究である。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、15世紀半ばから17世紀末にかけてのイツァ・マヤ族の内部抗争を考古資料と文献史料によって明らかにするため、これまで黒曜石の産地同定によって得られた結果を基にして、動物骨・植物試料の分析を行い、後古典期チャカン・イツァの居住パターンと交易ルートを再構築し、イツァ領内での内部抗争の痕跡を探ることであった。令和3年度は動物骨の分類と分析を、アメリカ、ミシシッピー大学にて行った。中でも出土した犬の歯は、世界各国の犬の古代DNA分析収集のため、イギリス、オックスフォード大学を中心とする国際的研究チームに出土資料を提供した。研究チームによって古代DNA採取を試みたが、残念ながらデータを得ることはできなかった。この研究結果は論文にまとめられて発表される。また黒曜石研究では、ケンタッキー州のセンターカレッジにおいて形式分類を行った。 文献史料研究では、16~18世紀にかけてスペイン人によって書かれた文献史料の読解を引き続き行い、17世紀イツァ族が敵と対峙する時の行動パターンを探った。週1回の大越教授との勉強会では、後古典期から植民地期のユカタン・マヤ族の戦闘について研究している歴史家を交えて議論を行い、同時期マヤ族の一般的な戦闘のあり方について新たな知見を得た。 令和3年度の研究成果はアメリカ考古学学会とグァテマラ考古学学会にて英語とスペイン語で発表した。アメリカ考古学学会において発表した論文は再構成し、学術論文としてまとめ英文で発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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